能代工高出身で、日本プロバスケットボールリーグのリンク栃木ブレックスに所属する田臥勇太選手(29)が5日、秋田市の大型電気量販店で開かれたトークショーに招かれた。集まった子供やファンに「技術よりも気持ちが大事。バスケは小さくても戦えるんだという姿を見せていきたい」などと語った。
2~3年ぶりに来県したという田臥選手は「久々に来られてうれしい」と笑顔をみせ、来場者との質疑では、男の子の「(コートで)一瞬で状況把握するには」という質問に「写真を撮るように周囲を記憶する」などと丁寧に答えた。また女性から「結婚する予定は」と聞かれ「まだバスケに集中したいので」などと苦笑する場面もあった。
来年2月27、28日には秋田市の県立体育館で、リンク栃木が出場する公式戦があり「ぜひ会場に」と呼びかけていた。【小林洋子】
毎日新聞 2009年12月6日 地方版