“女”だった婿入り「ツヨシ」にケーキ差し入れ

　北海道の釧路市動物園で６日、“婿入り”後に雌と判明したホッキョクグマの「ツヨシ」（５歳）と「クルミ」（１２歳、雌）、「デナリ」（１６歳、雄）の３頭の誕生日会が開かれた。ツヨシとクルミはともに１２月生まれ。デナリは１１月に誕生日を迎えた。

　この日はまず、デナリとクルミの運動場前で来園者ら約２０人がお祝いの歌を歌うと、２頭が登場。２頭は直径２０センチの誕生日ケーキがあるのにすぐ気付き、夢中でほお張っていた。ツヨシも隣の運動場でケーキを贈られた。

　札幌市の円山動物園からやって来たツヨシが０８年１１月に雌と判明したため、今度はツヨシの父デナリが貸し出され、クルミと同居している。繁殖の成否により来秋以降、ツヨシかクルミのどちらかが、秋田県男鹿市の男鹿水族館ＧＡＯの「豪太」（６歳、雄）に嫁入りする予定。

[ 2009年12月07日 ]