人気デュオのＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓが６日、東京都目黒区の首都高速大橋ジャンクションでニューアルバム「Ｊ ａｌｂｕｍ」（９日リリース）の発売記念イベントを行った。ＣＤタイトルとジャンクション（Ｊｕｎｃｔｉｏｎ）の「Ｊ」にちなんだ“珍会場”でのライブ。来年３月の開通へ向けて工事が進む、高速道路のトンネル内の特設ステージで、２人が歌声と爆笑トークを響かせた。
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キンキの２年ぶりとなるオリジナルアルバムの発売を記念したイベントとして、前代未聞の会場が選ばれた。“Ｊ”つながりの大橋ジャンクション工事現場。来年３月に開通を控えているが、６日は日曜で工事が休みだったこともあり、首都高速道路株式会社から特別に使用許可が下りた。
ステージは、地下３７メートルのトンネル内にある２車線道路に設置された。堂本光一（３０）はトンネルという“音響効果”を「響いちゃって音楽ができるか未知の世界でしたが、風呂場で歌ってる感じ。コンサートホールとは違う気持ちよさがある」と満喫。大の車好きで知られるだけに「路面が気になります」とカーマニアぶりものぞかせた。
大橋ジャンクションが国道２４６号と連結していることから、客席にはファン２４６人を招待。工事現場の安全対策として、高めのヒールやサンダルの着用は禁止された。会場に砂塵（さじん）が舞っていたため、来場者にはマスクが配布され、ステージ上の堂本剛（３０）も「苦情じゃないですけど、塵（ちり）的なものが飛んでますね。さっきからノドがガラガラです」と苦笑い。
２人は「Ｊ ａｌｂｕｍ」の中から「スワンソング」など４曲を披露。「Ｊ」はジャニーズ事務所の頭文字でもあるだけに、光一からは「（社長の）ジャニーさん的な歌も入れたかったのに、却下されました！！」と裏話も飛び出した。ニューアルバムを引っさげて、年末年始はコンサートツアーを展開するキンキ。ファンとのジャンクション（つながり）を大切にしながら躍動を続ける。