V3防衛成功後、全方位に次期挑戦者を募集した中邑=愛知県体育館
「新日本」(5日、愛知県体育館)
IWGPヘビー級選手権が行われ、王者・中邑真輔が挑戦者・永田裕志を下し、3度目の防衛に成功した。王者は来年1・4東京ドーム大会でのV4戦に向け、「誰もが認める一流と戦いたい」と、挑戦者の名乗りを求めた。団体を問わず全方位に宣戦布告。また、新日本側は1・4でノアと全面対抗戦を行う意向を表明した。
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執念だ。中邑はナックルパンチを連発し、必殺のボマイェにつなげた。永田のヒジ撃で流血し、岩石落とし連発で追い込まれても反則をいとわず、逆転勝ちを収めた。
10度の連続防衛記録を誇る“ミスターIWGP”永田の挑戦者を退け、さらなるレジェンド(伝説の選手)の名乗りを求めた。新日本では蝶野が当てはまるが「新日本にはいるかな。それ以外にも、オレとやりたいヤツはいるか」と豪語。全日本・武藤、ノア・小橋ら該当者は多数いる。
王者は「未来をつくるのは過去を葬り去ることじゃない。今を生きること」とアピール。その決意に共鳴する次期挑戦者は現れるのか。
(2009年12月5日)