岡山放送局

2009年12月6日 18時28分更新

脳卒中救急医療シンポジウム


日本人の死因の第3位である脳卒中をめぐって、行政や救急隊そして医師が、それぞれの取り組みを報告し、意見交換するシンポジウムが倉敷市で開かれました。

このシンポジウムは脳卒中患者が病院に搬送されて治療をうけるまでに地域ぐるみでできる連携策について考えようと川崎医科大学が開いたもので、倉敷市のホテルには、医療関係者や救急隊などから70人あまりが集まりました。
シンポジウムでは、まず、倉敷市保健所の篠原淑子さんが講演し、脳卒中患者の実態調査で、患者の多くが高血圧で、発症後、3人に1人が介護が必要な状態になったことを報告しました。
そのうえで、今後、高血圧予防の啓発に力を入れるほか、介護の充実も考えなければならない述べました。
会場では、このほかに、脳卒中を発症した患者を病院へ搬送する救急隊や、治療にあたっている医師などがそれぞれの取り組みについて報告しました。
シンポジウムの模様は、12月11日午後7時半から総合テレビで放送される予定です。