2009-12-06
■[book][comic]大人買い
実は木曜日、ちょっとくさくさすることがあったので、帰り道でマンガを大人買い(一定金額以上に適用される宅急便サービスを利用)。買ったのはこれ。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2002/03/28
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 16回
- Amazon.co.jpで詳細を見る
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2003/12/26
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 1回
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これだけ買っても、僕の本の五倍くらい。そして、その価値は数百倍。昔、先輩で修論執筆中に『ガラスの仮面』を読んで、「俺の修論なんて、この作品に比べればゴミクズみたいなもんだ」と言っていた人がいたけど、似たような気持ちになるな。しばらくはこれをじっくり読ませてもらおう。
2009-12-05
2009-12-04
■[music]この季節なもんで
街にクリスマスツリーの飾りが目立つ今日この頃ですが、突発的に辛島美登里さんの名曲「Silent Eve」を聞きたくなる(僕は熱心なファンではないので、アルバムを持っていない)。こういうとき、本当、YouTubeは便利。
豆知識を披露すると、ドラマの主題歌でもあったこの曲だが、実はそのコンペの対抗馬は鈴木祥子さんだったのだ(『Long Long Way Home』所収の「Little Love」)。祥子さん曰く「最終選考で辛島美登里氏「サイレントイブ」の前に撃沈。名曲だ・・・負けた、と思った(『Life,/Music&Love [DVD]』ライナーノーツより)」とのことですが(笑)。
で、いま、Wikipediaで知ったのですが、初期の辛島さんのディレクターは金子文枝さんという方。この方、実は久保田早紀さんを発掘した人。なんだかんだで僕の「好み」は、こうやって繋がりを持つのか、と一人で納得。ちなみに、僕が一番好きな辛島さんの歌は「くちづけの予感」。こういうタイプの曲が昔から好きなんだよねえ。
2009-12-03
■[book][academic]頂き物
出版社からご恵送いただく。ありがとうございます。
- 作者: 東浩紀, 北田暁大, 宇野常寛(編集協力)
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 168回
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今回は対談が多めだな。あと、「創作」という試みも。今までのとはちょっと毛色が違う感じ。
はじめての宗教論 右巻~見えない世界の逆襲 (生活人新書) (生活人新書 308)
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/12/08
- メディア: 新書
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今まで、佐藤優氏の本って、手に取ったこともなかったんだけどね。「右巻」てのは不思議な語感だな。もちろん、続刊は「左巻」らしいが。もしかして「みぎまき」「ひだりまき」って読むの、これ?僕は「ひだりまき」な人間なんだけどなあ(笑)。
2009-12-02
2009-12-01
■[book][academic]大学生協にて
目についた本を買ってみる。
- 作者: 上山安敏
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/11/27
- メディア: 単行本
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碩学上山安敏先生の新刊。前著『宗教と科学 ユダヤ教とキリスト教の間』もまだ積ん読状態だけど。上山先生の本でしっかり読み切ったのって、『フロイトとユング―精神分析運動とヨーロッパ知識社会』くらいだったりするんだよな。
- 作者: 千田有紀
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/11
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
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知り合いの千田さんの新刊。入門書だけど、文献リストなどが有用そう。
- 作者: 黒宮一太
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
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『思想地図』でご一緒した黒宮さんの本(一度一緒に飲んだ)。生協にあったので、今更ながら。『思想地図』の論文は、僕にはいまいち判らなかったが、こっちを読めば、多少は判るかな(まあ、政治的傾向性としては、僕は彼とはほぼ真逆だとは思うけど、彼の「(ある層にアピールする)魅力」を探りたい)。
2009-11-30
■[cinema][comic]美代子阿佐ヶ谷気分
今日は仕事を終えて、そのまま映画館「みなみ会館」に向かう。レイトショーのため。レイトショーを一人で見るのって、久しぶり。そもそも映画自体も久しぶりだよな。ちなみに今までの人生で一番レイトショーを見ていたのは、大学2年生の時。明大前に下宿していた僕は、銭湯の帰り道、そのまま「下高井戸シネマ」で良くレイトショーを見ていた(「ル・シネマ」とかでやったのが回ってくるのでお得感があったのだ)。と「青春時代」を思い出しつつ「青春映画(だよね)」を見るが、「川瀬明大前気分」って訳にはならない(良い思い出があまりないから)。
今日見た映画は、「美代子阿佐ヶ谷気分」。僕は原作のマンガのファンなので、気にしていたのだ。今日から公開。
- 作者: 安部慎一
- 出版社/メーカー: ワイズ出版
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 3回
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どれくらい見に来る人がいるかな、と思ってたけど、意外と入っていたな。
で、感想だけど(以下多少のネタバレ)、様々な安部愼一のマンガをコラージュして作るんだろうな、と思ったらその通りだったので、僕みたいなファン(どの作品かも大体判る)は安心して見ていられたのだが、全く予備知識がないと結構先が読めなかったかも知れないな(逆に、僕のような見方は邪道だと思うけど)。ストーリーは、原作が原作だけに、暗い。もう、酒が飲みたくなるレベルの暗さ(アベシンの作品は、読むと酒が欲しくなるってのは誰かも言っていた気がするが)。ある意味、原作に忠実すぎて、「映画化したら、こんな感じだろうな」という範囲で収まっていたのも事実。悪くはないのだが、もう一押し、というのが正直な第一印象。
で、安部愼一役の水橋研二だけど、冒頭の演技が過剰で、ちょっと引いちゃった。だんだん落ち着いては来るんだけど。親友役の松浦祐也(髭もじゃの爆弾作成者)も、演技過剰で、ちょっと僕の好みではない。でも、「主人公」たる美代子役の町田マリーは、その裸体も含めて非常に良い感じ(ナイスバディ、というのではなく、リアリティのある裸とでも申しましょうか)。彼女が全体を引き締めていたよな。もう一人の親友役の本多章一も良い感じだったな。で、やっぱりこの手の映画だと、絶対出てくるのが佐野史郎(笑)。あとはガロ関係者がゾクゾク(喫茶店のシーンで、しまおまほと杉作J太郎がカップル役だったのには笑った)。
- 作者: 安部慎一
- 出版社/メーカー: ワイズ出版
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
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ある時期の安部愼一の描く女性の美しさは神々しいとまで思っています。