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美徳の不幸 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-12-06

[][]大人買い

実は木曜日、ちょっとくさくさすることがあったので、帰り道でマンガを大人買い(一定金額以上に適用される宅急便サービスを利用)。買ったのはこれ。

風雲児たち (1) (SPコミックス)

風雲児たち (1) (SPコミックス)

風雲児たち (20) (SPコミックス)

風雲児たち (20) (SPコミックス)

これだけ買っても、僕の本の五倍くらい。そして、その価値は数百倍。昔、先輩で修論執筆中に『ガラスの仮面』を読んで、「俺の修論なんて、この作品に比べればゴミクズみたいなもんだ」と言っていた人がいたけど、似たような気持ちになるな。しばらくはこれをじっくり読ませてもらおう。

2009-12-05

[][]学会出席

今日は、うちの大学歴史学科が主体となって作った「洛北史学会」という学会の大会。僕も学科の構成員なので、自動的にこの学会の「役員」だったりするのだ。

久々にネクタイ締めての登校。

追記:ついつい二次会まで付き合ってしまうが、二次会の場所が、あまりにもおなじみの「く○川」だった(笑)。よーするに、僕は自宅とは正反対の方向に付き合ったということ。結局、終電帰宅

[]待ち時間

学会が終わってから懇親会まで間があったので、四条烏丸交差点のすぐ近くにできた大垣書店で時間つぶし(ここでO谷大学の旧知の先生に遭遇)。僕が買ったのはこれ。

ギャルとギャル男の文化人類学 (新潮新書)

ギャルとギャル男の文化人類学 (新潮新書)

裏表紙の著者がイケメン過ぎてワロタ。実際、慶應の「イベサー」にいた人らしい。「社会学」ではなく「文化人類学」というタイトルがミソだよな。tribeの調査って感じが出ていていい。

2009-12-04

[]この季節なもんで

街にクリスマスツリーの飾りが目立つ今日この頃ですが、突発的に辛島美登里さんの名曲「Silent Eve」を聞きたくなる(僕は熱心なファンではないので、アルバムを持っていない)。こういうとき、本当、YouTubeは便利。

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豆知識を披露すると、ドラマ主題歌でもあったこの曲だが、実はそのコンペの対抗馬は鈴木祥子さんだったのだ(『Long Long Way Home』所収の「Little Love」)。祥子さん曰く「最終選考で辛島美登里氏「サイレントイブ」の前に撃沈。名曲だ・・・負けた、と思った(『Life,/Music&Love [DVD]ライナーノーツより)」とのことですが(笑)

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で、いま、Wikipediaで知ったのですが、初期の辛島さんのディレクター金子文枝さんという方。この方、実は久保田早紀さんを発掘した人。なんだかんだで僕の「好み」は、こうやって繋がりを持つのか、と一人で納得。ちなみに、僕が一番好きな辛島さんの歌は「くちづけの予感」。こういうタイプの曲が昔から好きなんだよねえ。

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2009-12-03

[][]頂き物

出版社からご恵送いただく。ありがとうございます。

思想地図vol.4 特集・想像力 (NHKブックス別巻)

思想地図vol.4 特集・想像力 (NHKブックス別巻)

今回は対談が多めだな。あと、「創作」という試みも。今までのとはちょっと毛色が違う感じ。

今まで、佐藤優氏の本って、手に取ったこともなかったんだけどね。「右巻」てのは不思議な語感だな。もちろん、続刊は「左巻」らしいが。もしかして「みぎまき」「ひだりまき」って読むの、これ?僕は「ひだりまき」な人間なんだけどなあ(笑)

2009-12-02

[][]院ゼミにて

今日の院ゼミは、この本に収録されている論文を読んだ。

植民地近代の視座―朝鮮と日本

植民地近代の視座―朝鮮と日本

この中の尹海東先生理論的な論文(ちなみに、訳者は僕の昔からの研究者仲間のKさん)。

で、担当はON寺君だったのだが、風邪引きやがって、メールレジュメは送ってきたのだが来られず(今日の午前に僕の携帯にお詫びメールも到着)。仕方ないので、僕が代読。発表を代読してやるなんて、生まれて初めてだよ(しかも教え子の)。

今日はそのせいかこのゼミだけで消耗し、夕食をゼミ生と軽く食べて、そのまま帰宅

2009-12-01

[][]大学生協にて

目についた本を買ってみる。

ブーバーとショーレム ユダヤの思想とその運命

ブーバーとショーレム ユダヤの思想とその運命

碩学上山安敏先生の新刊。前著『宗教と科学 ユダヤ教とキリスト教の間』もまだ積ん読状態だけど。上山先生の本でしっかり読み切ったのって、『フロイトとユング―精神分析運動とヨーロッパ知識社会』くらいだったりするんだよな。

女性学/男性学 (ヒューマニティーズ)

女性学/男性学 (ヒューマニティーズ)

知り合いの千田さんの新刊。入門書だけど、文献リストなどが有用そう。

ネイションとの再会―記憶への帰属

ネイションとの再会―記憶への帰属

思想地図』でご一緒した黒宮さんの本(一度一緒に飲んだ)。生協にあったので、今更ながら。『思想地図』の論文は、僕にはいまいち判らなかったが、こっちを読めば、多少は判るかな(まあ、政治傾向性としては、僕は彼とはほぼ真逆だとは思うけど、彼の「(ある層にアピールする)魅力」を探りたい)。

2009-11-30

[][]美代子阿佐ヶ谷気分

今日仕事を終えて、そのまま映画館みなみ会館」に向かう。レイトショーのため。レイトショーを一人で見るのって、久しぶり。そもそも映画自体も久しぶりだよな。ちなみに今までの人生で一番レイトショーを見ていたのは、大学2年生の時。明大前下宿していた僕は、銭湯の帰り道、そのまま「下高井戸シネマ」で良くレイトショーを見ていた(「ル・シネマ」とかでやったのが回ってくるのでお得感があったのだ)。と「青春時代」を思い出しつつ「青春映画(だよね)」を見るが、「川瀬明大前気分」って訳にはならない(良い思い出があまりないから)。

今日見た映画は、「美代子阿佐ヶ谷気分」。僕は原作マンガのファンなので、気にしていたのだ。今日から公開。

美代子阿佐ケ谷気分

美代子阿佐ケ谷気分

どれくらい見に来る人がいるかな、と思ってたけど、意外と入っていたな。

で、感想だけど(以下多少のネタバレ)、様々な安部愼一のマンガをコラージュして作るんだろうな、と思ったらその通りだったので、僕みたいなファン(どの作品かも大体判る)は安心して見ていられたのだが、全く予備知識がないと結構先が読めなかったかも知れないな(逆に、僕のような見方は邪道だと思うけど)。ストーリーは、原作が原作だけに、暗い。もう、酒が飲みたくなるレベルの暗さ(アベシンの作品は、読むと酒が欲しくなるってのは誰かも言っていた気がするが)。ある意味、原作に忠実すぎて、「映画化したら、こんな感じだろうな」という範囲で収まっていたのも事実。悪くはないのだが、もう一押し、というのが正直な第一印象。

で、安部愼一役の水橋研二だけど、冒頭の演技が過剰で、ちょっと引いちゃった。だんだん落ち着いては来るんだけど。親友役の松浦祐也(髭もじゃの爆弾作成者)も、演技過剰で、ちょっと僕の好みではない。でも、「主人公」たる美代子役の町田マリーは、その裸体も含めて非常に良い感じ(ナイスバディ、というのではなく、リアリティのある裸とでも申しましょうか)。彼女が全体を引き締めていたよな。もう一人の親友役の本多章一も良い感じだったな。で、やっぱりこの手の映画だと、絶対出てくるのが佐野史郎(笑)。あとはガロ関係者がゾクゾク(喫茶店のシーンで、しまおまほ杉作J太郎カップル役だったのには笑った)。

帰り際に、パンフとまだ買っていなかった単行本を購入。

天国―安部慎一作品集

天国―安部慎一作品集

ある時期の安部愼一の描く女性の美しさは神々しいとまで思っています。