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牛久の飲食店経営者死亡:3容疑者を逮捕 時効直前、急展開 /茨城

 ◇被害者長男「警察を信じていた」

 95年1月に牛久市南2、飲食店兼ホテル経営、松田行雄さん(当時68歳)が自宅で縛られ死亡した事件は時効まで43日に迫った5日、急展開を見せた。県警捜査1課などは千葉県白井市根、無職、梶原清吾容疑者(72)ら3人を強盗致死容疑で逮捕。松田さんの長男衛(まもる)さん(47)は毎日新聞の取材に応じ、「いつか捕まえてくれるだろうと警察を信じていた」と淡々と振り返った。

 事件当日の夜、衛さんが牛久市内の病院に駆けつけると、行雄さんは酸素吸入器をつけてベッドに横たわっていた。顔には圧迫された跡が残っていたという。自宅からは衛さんが贈った腕時計(30万円相当)がなくなっていた。

 県警は当初、70人態勢で捜査にあたったが徐々に縮小。今年11月ごろからほぼ毎日衛さんを訪ねるようになり、本格的な捜査を再開した。この間、衛さんは事件を思い出さないよう行雄さんの写真をなるべく見ないようにしていたという。衛さんは「逮捕ではまだ悲しみはなくならない。警察には真相をはっきりさせてもらいたい」と話した。

 県警捜査1課によると、3人は容疑を否認。松田さんとの関係も現在のところ浮かんでいないという。【杣谷健太】

毎日新聞 2009年12月6日 地方版

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