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【社会】

時効1カ月前、3人逮捕 1995年の強盗致死容疑

2009年12月6日 朝刊

 茨城県牛久市で1995年1月、飲食店兼ホテル経営、松田行雄さん=当時(68)=が自宅で何者かに両腕を縛られ死亡した事件があり、県警捜査1課などは5日、強盗致死の疑いで、千葉県白井市根、無職梶原清吾容疑者(72)ら男3人を逮捕した。

 県警によると、3人とも容疑を否認している。事件発生時の強盗致死罪の公訴時効は15年で、来年1月16日に時効が成立するまで1カ月余りだった。

 ほかに逮捕されたのは、千葉県鎌ケ谷市中佐津間2、同佐伯秀男(72)、同県松戸市和名ケ谷、同松本武男(71)の両容疑者。佐伯、松本両容疑者は実の兄弟で、梶原容疑者は友人という。

 逮捕容疑は、95年1月17日午後5〜6時半ごろ、牛久市南の松田さん方に押し入り、松田さんの両腕を針金で後ろ手で縛るなどの暴行を加え、腕時計1個(時価約30万円)を奪い、翌18日朝、搬送先の病院で虚血性心不全で死亡させたとされる。

 同課は死因について、「両腕を針金で縛られて血液循環が悪くなり、心不全を引き起こした」としている。

 県警は公訴時効を前に捜査資料などの見直しをしたところ、男らが事件にかかわった疑いが浮上した。

 男らは松田さんと面識はなかったという。

 

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