1995年に起きた茨城・牛久市強盗致死事件 逮捕の男3人、「現場へ行ったこともない」
1995年に茨城・牛久市の住宅で、飲食店兼ホテル経営の男性が両手を針金で縛られ、腕時計を奪われたあとに死亡した強盗致死事件で、5日、時効直前に逮捕された70代の男3人は、警察の調べに対し、いずれも「現場へ行ったこともない」などと、容疑を否認しているという。
この事件は1995年1月、牛久市の飲食店兼ホテル経営の松田行雄さん(当時68)が、自宅で両手を針金で後ろ手に縛られているのが見つかり、翌日、死亡したもの。
時効まで1カ月余りと迫る中、千葉県内に住む無職・梶原清吾容疑者(72)、佐伯秀男容疑者(72)、松本武男容疑者(71)の3人が、松田さんを針金で縛り上げ、血液循環を悪化させて死亡させたうえ、30万円相当の腕時計を奪った疑いが強まり、警察は5日、3人を強盗致死の疑いで逮捕した。
松田行雄さんの長男・衛さん(47)は「(これまで)長かったなっていう。本当の真相を明らかにしてほしい」と話した。
3人は調べに対し、「松田さんの名前も知らないし、現場へ行ったこともない」と、容疑を否認しているという。
また、奪われた腕時計などは見つかっておらず、警察は、3人から当時の状況について聴いている。
(12/06 00:17)