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押尾容疑者、人気モデルにも薬物渡す

12月6日7時51分配信 サンケイスポーツ

 警視庁が4日に麻薬取締法違反容疑(譲渡)で逮捕状を取った元俳優、押尾学容疑者(31)=同法違反罪(使用)で有罪確定=が、過去に元交際女性らにもMDMAを譲渡していたことが5日、分かった。元交際女性の中には現役人気モデルもいた。逮捕状取得から丸1日経過した5日深夜時点でも身柄確保に至っておらず、所在不明との情報も流れている。

 捜査1課は他に、死亡したホステス、田中香織さん=当時(30)=の携帯電話を捨てた証拠隠滅容疑で元マネジャー、押尾容疑者にMDMAを渡した麻薬取締法違反容疑でネット販売業の友人男の逮捕状を取っている。しかし、この2人も身柄確保されていない。

 逮捕の遅れは友人男の所在が確認できないためとされ、3人がそろい次第逮捕する。また、押尾容疑者だけ連絡が取れていないとの情報もある。

 捜査関係者によると、11月2日に使用罪で懲役1年6月、執行猶予5年の有罪判決を受けた後は都内を転々とし、最近は沖縄方面に行っているとの説も流れている。

 同課の調べに、元交際女性らが押尾容疑者から過去にMDMAをもらった“譲渡実績”を証言した。これが捜査急展開につながったが、この中には20代前半の人気現役モデルもいるという。

 長身美女で有名女性ファッション誌の専属モデルを務め、テレビなどにも出演している。同課はこのモデルからも今後、押尾容疑者からの譲渡経緯などについて詳しく事情を聴く方針だ。

 押尾容疑者は一貫して、事件当時の8月2日に東京・六本木のマンションにMDMAを持参したのは田中さんと弁解してきた。ただ、田中さんの毛髪からMDMAの成分が検出されなかったことが新たに判明。これは田中さんがMDMAを常用していた可能性が低いことを示し、証言を覆すひとつとなった。

 押尾容疑者が田中さんにMDMAを渡したことが証明できれば、田中さんが容体急変後に適切な保護措置を取らなかった責任が重くなり、“本丸”の保護責任者遺棄容疑の立証に一歩近づくことにもなる。

 この日、麻布署には報道陣約80人が詰めかけたが、“主”は現れず。また、東京・多摩市の自宅は灯りがついていたものの、押尾容疑者らしき姿は見られず。家族とみられる関係者がカーテン越しに外をうかがっていた。ただ、インターホンに反応はなかった。

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最終更新:12月6日8時43分

サンケイスポーツ

 

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