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普天間問題、岡田外相が名護市で市民集会
沖縄を訪れている岡田外相は5日午後、名護市で市民集会を行い、アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)を辺野古(名護市)に移設するとした日米合意の検証を行ったところ、アメリカ側の主張に変化がないことを説明した。
市民集会で、岡田外相は初めて一般市民と直接対話する機会を持った。岡田外相は「アメリカ側は『検証はよいけれども、合意案は変えられない』という主張。8000人の海兵隊のグアム移転、基地を返すということは、辺野古への移転が実現して初めて可能になる」と述べた。また、「日米同盟の維持強化と基地問題のジレンマの中で選択を迫られている」と苦しい胸の内を語った。
しかし、会場の内外からは岡田外相に厳しい声が上がった。会場に入れなかった人が、すべての人に公開するよう求めて抗議活動を行った。辺野古の住民は「岡田外相がおっしゃった言葉に期待感は全くない」と話し、地元住民は「実際、政権に就いてリアルにアメリカ側と話したら『とても無理だ』というような話だった」と話した。
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