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【プロ野球】巨人内海 まさかのアップ更改 2000万円増1億4000万円でサイン2009年12月5日 紙面から
本人もビックリだ。巨人・内海哲也投手(27)が4日、東京・大手町の球団事務所で契約交渉に臨み、2000万円増の1億4000万円でサイン。過去3年間続けてきた2ケタ勝利が途切れるなど不本意な1年だったが、待っていたのは想定外のアップだった。 「現状維持かダウンだと思っていた」と内海は漏らした。開幕から6試合連続で勝てず、5月5日に2軍落ち。8試合目となる5月23日の楽天戦でようやく今季初勝利を挙げたが、その後も白星は伸びなかった。目標の2ケタに届かない9勝11敗。中日との悪い相性も改善されず、CSでは登板機会がなかった。 それでもアップ。「完投数や援護がなくて負けた試合も考慮された」と内海。チーム首位の5完投や防御率2・96、WBCで侍ジャパン入りして調整が難しかったことも加味されたようだ。 新選手会長となる来年は、メジャー挑戦を表明している高橋尚に代わって、投手陣のリーダー役が期待される。「投手だけでなく、野手も引っ張っていけるような存在になりたい。最低でも2ケタ、目標を15勝に置いて頑張りたい」。引き締まった表情で巻き返しを誓った。(金額は推定) (井上洋一)
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