岡山放送局

2009年12月5日 19時17分更新

自民谷垣総裁と意見交換


党再生の第一歩として11月から「全国行脚」をしている自民党の谷垣総裁が5日岡山市を訪れ、党の関係者と今後の選挙での候補者選考や民主党との対立軸のあり方になどついて意見交換しました。

自民党の谷垣総裁は、まず、あいさつのなかで「政権を失ったのは、少なからず国民の方を向いていなかった部分があったためだ。岡山の自民党の支持者の方々やそうでない方々も含めて、いろいろな声をうかがって今後の党運営に反映させていきたい」と述べました。

このあとの意見交換会では、党員から、次の衆議院選挙などに向けて、候補者を公募で選んでいくべきだという意見が出ました。

これに対し谷垣総裁は、「候補者の選考を開かれた形にしていくために、公募や予備選挙を行うことは党本部でも議論している。党としては、候補者を選ぶ力を磨いていきたい」と述べました。

また、民主党との対立軸を明確に示すよう求める意見が出されたのに対し、谷垣総裁は「民主党には綱領となる明確な文章がなく、そこが民主党の問題点だ」と指摘したうえで、「民主党との対立軸を示す考えはさらさらなく、自民党が何をやるかが大事で今後は民主党の問題点の批判をしっかり行っていきたい」と述べました。