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米と沖縄の板挟みの岡田外相 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:安全保障
そもそも、首相が年内決着を断念したのは、党首選を意識して“連立離脱カード”をちらつかせた社民党の福島瑞穂党首に配慮したためだ。これで越年の流れが決定的となった。
4日、米国のルース駐日大使と会談して以降、年内決着にこだわり始めた岡田氏は普天間飛行場の米軍嘉手納基地統合案も検討したが、米国の厳しい姿勢で統合案を断念した。結局、名護市辺野古沖に移設する現行計画しか解決策がないと認めたようなものだ。
一方、米政権が年内決着を譲らないのは、米議会がクリスマス休会に入れば海兵隊のグアム移転費が宙に浮くためだ。東アジア地域は中国の軍拡など不透明感が増している。しかし、米側は普天間問題が決着しなければ、同盟深化に向けた関係の再検討協議に応じない考えとされる。
「非常に厳しい…」
周囲にこうこぼす岡田氏だが、首相が移転先の大方針を示さない以上、着地点はまったく見えてこない。
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