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《政治とカネをめぐる鳩山首相の主な発言》
●「公の場でしっかりと黒白をつけるということによって政治家が信頼されるんですよ」(2000年2月、故・小渕恵三首相の秘書官らのNTTドコモ株取得をめぐる問題。党首討論で)
●「金庫番を働いた方が罪を問われたら、その罪は本人の罪と同じで共同正犯だ」(02年3月、加藤紘一・自民党元幹事長の前事務所代表の脱税事件。さいたま市の党県連大会で)
●「逮捕されたのは会計責任者で、分身でもある人物」「即刻、潔く辞めるのが当然」(02年5月、国後島の宿泊施設の建設工事をめぐり、鈴木宗男議員の公設秘書が逮捕された問題。街頭演説で)
●「政治家は基本的に金銭にかかわる部分は秘書に任せており、秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべき」(03年7月、辻元清美議員の秘書給与問題で、土井たか子社民党元党首の元政策秘書の関与について。メールマガジンで)
●「はぐらかす答弁を続けるのなら証人喚問を求める」(07年3月、故・松岡利勝農水相の事務所の光熱水費問題。記者会見で)
《今国会での発言》
●「元会計実務担当者にすべて任せ、こんなことになっているとは知らなかった。資金の一部が母親からの提供によるとの報道もあるが全く知らなかった」「説明すべきだという言葉は痛切に感じている。検察によって解明された際は国民のみなさまにご説明する」(09年11月30日、参院本会議で)