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審査官「受理してくれ」=贈賄側申請で部下に指示−東京入管汚職・警視庁

12月5日14時36分配信 時事通信

 東京入国管理局の在留資格認定手続きをめぐる汚職事件で、東京入管横浜支局統括審査官だった小倉征史容疑者(54)が贈賄側業者の申請について、部下に「受理してくれ」と指示していたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。
 同容疑者は興行に関する申請審査の責任者で、警視庁捜査2課は権限を利用して便宜を図った上で、わいろを受領したとみて調べている。
 捜査関係者によると、外国人招聘(しょうへい)業「パーフェクトインターナショナル」社長伊東信悟容疑者(46)は2007年、東京入管本局に対し、ハワイアンショーの出演者に関する申請をした。
 公演日は間近に迫っており、間に合わない可能性があったという。
 伊東容疑者は同年4月に小倉容疑者と知り合っており、困って相談。これを受け、同容疑者は横浜支局に申請し直すように伝えた。
 伊東容疑者は同年6月、横浜支局に申請。小倉容疑者は窓口で書類を受け取った部下に対し、「受理してやってくれ」と命じたといい、申請は受理されて公演に間に合ったという。
 同年7月以降、伊東容疑者は小倉容疑者側の口座に対し、毎月20万円ずつの入金をしていた。 

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最終更新:12月5日14時37分

時事通信

 

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