【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】（２３８） (1/2ページ)

　鳩山由紀夫総理の偽装献金問題は広がる一方。ついに母親からの９億円の“子ども手当”まで出てきた。他人事のように「全く知らず、何も聞いてなかった」では通るまい。

　その他、普天間移転や第２次補正予算、景気の二番底など問題山積。表情に余裕がなくなり「心が折れたんじゃないか」と危ぶむ声が漏れ始めている。

　１日付の朝日新聞によると首相のいらだちの矛先は新聞報道に。

　〈最近、怒りをあらわに周辺にこう漏らした。「最近の新聞は週刊誌以下だな」〉

　鳩山総理、週刊誌を甘くみちゃ困る。

　だからというわけでもなかろうが、今週は鳩山総理批判の揃（そろ）い踏み。

　『週刊文春』（１２月１０日号）「鳩山デフレ　超ド級不況が来た」

　『週刊新潮』（１２月１０日号）「『鳩山総理』が脛を齧る老骨の『女王鳩』」と「『民主政権』８０日間の金と嘘とブレの研究」の２本立て。

　なかでも強烈なタイトルは『週刊現代』で「激震スクープ　小沢一郎　鳩山を切る！」。