沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設をめぐる日米の作業部会で、アメリカ側は結論を年明けに先送りする日本政府の方針に強い失望を示し、次回の協議の予定が立っていないことが明らかになりました。
4日の作業部会で、日本側は「年内に結論を出すのは困難な状況だ」と伝えました。
これに対しアメリカ側は「このまま続けば状況は更に困難になり、現状を懸念している」と述べるとともに、沖縄の海兵隊のグアムへの移転も含め、在日アメリカ軍の再編全体に影響を及ぼすと、けん制しました。
さらに関係者の証言によると、作業部会の場で協議を続けたいと日本側が要望したにもかかわらず、アメリカ側は回答せず、次に作業部会がいつ開かれるか予定が立っていないということです。(05日00:11)