首相官邸で4日開かれた鳩山内閣の閣議・閣僚懇談会が、政権発足後最短タイの12分で終了した。米軍普天間飛行場の移設問題や補正予算の規模など閣僚が対立する課題が山積する中、けん制し合ったようだ。
これまでの最短は10月26日、鳩山由紀夫首相の所信表明演説を形式的に了承したときの12分だった。自公政権では十数分の閣議がほとんどだったが、鳩山政権では40分前後が慣例化。菅直人副総理は4日の閣議後会見で「それぞれが緊張感を持っている段階で、自発的な議論がなかった」と語った。【野原大輔】
毎日新聞 2009年12月4日 21時23分(最終更新 12月4日 21時28分)