TSファイルをカットしたりエンコードすると映像と音声のタイミングがズレた動画ができてしまうことがある。俗に「音ズレ」と呼ばれる現象だ。口の動きと声が合っていない動画は気持ち悪いが、カットやエンコードなどの編集作業を行ったあとのTSファイルの音ズレを直すのは非常に難しい。編集前のTSファイルを確実に音ズレしないような状態にしてから別ツールで編集し直す方が確実だ。
「Friio関係ファイル置き場」でBonTsDemuxの最新バージョンをダウンロードする
BonTsDemuxを解凍して起動する。「入力TSファイル」の「参照」をクリックして編集したいTSファイルを選択。「ビデオ出力ファイル」の「参照」をクリックして保存先を決めたら「変換開始」をクリックしよう。セキュリティの警告画面が表示されることがあるが、問題ないので「ブロックを解除する」をクリックする
DGIndexを適当なフォルダに解凍。日本語化パッチを同じフォルダにコピーして実行する
DGIndexを起動する。メニューの「ヘルプ」→「VFAPIプラグイン」がチェックされていることを確認しておこう
BonTsDemuxで分離して作成されたM2VファイルをDGIndexのウインドウにドラッグ&ドロップする
「ファイルリスト」ウインドウが表示される。「OK」をクリック
少し待つとDGIndexのウインドウにプレビューが表示される。メニューの「ファイル」→「プロジェクトの保存」を選択する
「Information」ウインドウが開き、プロジェクトファイルの作成が始まる。「Remain」に「FINISH」と表示されたら作業は完了だ
「VideoFrame補完」をチェックすると激しい音ズレを修正できる。映画などでは「音声出力形式」で「強制5.1ch」を選んだり「Stereo(主+副)」に戻す方法もある。どちらも正常な動画の場合は逆に音ズレの原因になるので注意
2009年06月18日 13:42