結局契約延長の依頼がきました。
残留するソフトハウスがあまりに杜撰なので、しかたなく
頼みにきた格好です。といっても1ヶ月だけですけど。
わが社は孫請けなので、手続きが大変です。
話は現場でするのですが、契約の打診となると、
元受の現場責任者→元受の購買責任者→2次受けの責任者→じい
というふうに打診連絡が行われ、じいはさらに、社内で時期案件で
人が埋まっていないかどうか確認して、上記の逆方向へ
返答を返します。
ソフトハウスと呼ばれている類の会社では、社員すなわちSE1人1カ月を
「1人月」
という単位で勘定します。会社にSEが10人いれば
1ヶ月で10人月
1年で 120人月
という「工数」を所持していることになります。
この工数を使わなければ、言い換ると売らなければ、
売上・利益が出ず赤字となります。
SEに対しては工数が発生しようしまいと、給与その他の販売管理費
が固定費として出て行きますので当然です、
理想は120人月であれば120人月分の仕事を頂戴するのが
ベストです。
それでも契約の切れ目や、仕事ごとの人数が会わなかったりして、
人月どおりに仕事がとれないこともあります。この切れ目をなるべく
作らないよう、満遍なく工数を埋めることが
ソフトハウスの運営にはには要求されます。
そのためには、複数の取引先から複数の案件を常にいただきながら、
その中で1年を通してうまくSEを割り当てていかなければならないのです。
IT産業などと変なアルファベットを使ってかっこよく聞こえる
業界ですが、中身は土建屋とまったく変わらないということが
おわかりでしょう。いや土建屋も立派な業種ですよ。
こんなかたちで1ヶ月の仕事でもいただけるう内はありがたいと思って
前向きに仕事は引き受けますハイ。
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