小泉元首相“爆弾”予言「鳩山は参院選までもたない」

2009.12.05

 「鳩山政権は(来年夏の)参院選までもたない」。小泉純一郎元首相が4日夜、こう予言した。理由はズバリ、鳩山由紀夫首相が自らの故人・架空献金で辞任に追い込まれるとの見立てだ。

 これは、都内で二階俊博幹事長代理ら自民党幹部と会談した際の発言で、出席者によると、小泉氏は「(民主党に政権を)3年ぐらいゆっくりやらせたらいい。そうすれば国民も問題点に気付く」と指摘。

 基地移設問題で右往左往する鳩山政権については「いまのような朝令暮改では日米関係は完全に不信状態になる」と批判。来年度予算案の概算要求も「国と地方の債務残高が1兆円を超えた段階で民主党政権は終わりだ」と言い切った。

 一方、自民党には「出直しのために徹底した改革が必要だ」と、小泉構造改革の旗印を下ろした古巣の現状を皮肉った。