沖縄放送局

2009年12月5日 9時43分更新

新移設先検討で市民は

鳩山総理大臣が、名護市のキャンプシュワブ沿岸以外の新しい移設先も積極的に検討したいという考えを示したことについて、名護市の住民からは(なご)賛成する意見や国外に移設しなければ、問題の根本的な解決にはならないという意見などが聞かれました。

このうち、50代の男性は、「やはり、基地はない方がいいので、大歓迎だ。最近の政府の様子を見ていると話がいい方向に進んでいると思う」と話していました。

また、30代の女性は、「ほかの移設先を検討するのは、いいと思いますが、国外への移設でなければ問題の根本的な解決にならないので複雑な思いです」と話していました。

一方で、50代の女性からは、「歴史が長いので、県外への移設は難しいと思う。

基地はない方がいいという意見もあるが、経済的なことを考えると、あった方がいいという意見もありますし、総理大臣の発言にも期待できない」といった意見も聞かれました。

一方、宜野湾市の60代の男性は「県内以外の移設先を検討することはいいことだと思う。

戦後ずっと騒音などの被害を受けてきたので、県外移設ができれば一番望ましいと思う。

アメリカを説得してもらい、負担軽減のためにがんばってほしい」と話していました。

また20代の女性は、「子どもがいる立場からすると、県内にどこかに移設すれば必ずヘリコプターなどが上空を通るため県内への移設以外も考えるべきだと思う」と話していました。

30代の女性は「できれば県外への移設がいいと思いますが、県外に移設してもまたその場所で騒音などの問題が出てくるため答えるのが難しいです」と話していました。