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王者・宮本、血まみれで至宝死守

 足場でエルボー合戦を展開した王者・宮本(左)と挑戦者・佐々木貴
 足場でエルボー合戦を展開した王者・宮本(左)と挑戦者・佐々木貴

 「大日本」(4日、横浜文化体育館)

 BJW認定デスマッチヘビー級選手権が行われ、王者・宮本裕向が挑戦者・佐々木貴を撃破し、3度目の防衛に成功。リング四方に蛍光灯が立て掛けられ、高さ2メートルの足場が設けられたデスマッチをフル活用した宮本が、血だらけになりながら至宝を守った。

 足場から約3メートル下の場外にプランチャを仕掛け先制した宮本だったが、佐々木貴に蛍光灯ごと蹴り抜かれ劣勢に。それでも現役とび職人だけに、戦場を足場に移し、流れをつかんだ。2メートル下の蛍光灯にファイヤーサンダー(変形ボム)を敢行して逆転。さらに足場戦となり、2発目のファイヤサンダーから挑戦者をリングに落下させ、そのまま月面水爆を発射し3カウントを奪取した。

 3年前に初めて至宝挑戦した際にはね返された佐々木貴から、初めてピンフォールを奪った王者は「ずっとアンタの背中を追いかけていた。本当にうれしい」と絶叫。「今年は頼りないチャンピオンとしてスタートしたけど、来年は頼りがいのあるチャンピオンとしてスタートします」と、さらなる飛躍を誓った。

(2009年12月4日)
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