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ハンディカメラ取材で波紋 乱れる現場 「倫理違反」指摘も (1/2ページ)

2009.12.4 07:54
送検のために行徳署を出る市橋達也容疑者の車にとりつくテレビ各社のハンディカメラ部隊=11月12日、千葉県市川市送検のために行徳署を出る市橋達也容疑者の車にとりつくテレビ各社のハンディカメラ部隊=11月12日、千葉県市川市

 小型のハンディカメラの普及でテレビ局の記者やディレクターらが簡単に撮影できるようになり、その取材スタイルが波紋を広げている。11月には、英国人女性死体遺棄事件で、市橋達也容疑者(30)=殺人容疑で再逮捕=を移送する車に駆け寄ったTBSの社員ディレクターが現行犯逮捕される事態に発展。「現場が乱れ、報道の規制につながりかねない」と懸念の声が上がっている。(佐久間修志)

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今やおなじみ

 千葉県警行徳署によると、逮捕されたディレクターは市橋容疑者の車が警察署を出た瞬間、ハンディカメラを手に車にとりつき、フロントガラスをたたくなどした。この行動をきっかけに、他のハンディカメラを手にした報道陣が次々と車に群がった。

 「群がったのは、ほとんど民放テレビの記者やディレクターだった」と現場に居合わせたカメラマンは証言する。今年1月の中央大学の教授刺殺事件から特に頻繁に見られ、芸能人の薬物事件などでも今やおなじみの存在という。

 ハンディカメラは技術の進歩で画質が向上、機動性もあって現場の臨場感ある映像が撮れる。ニュース専門のインターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」の神保哲生代表は「秋葉原の無差別殺傷事件では、通行人がケータイで撮った映像がニュースに流れた。そんな映像を彼らが担っている」と話す。

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送検のために行徳署を出る市橋達也容疑者の車にとりつくテレビ各社のハンディカメラ部隊=11月12日、千葉県市川市
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