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【格闘技】

ボンヤスキー ブチ切れ オーフレイム包囲網呼びかけ

2009年12月5日 紙面から

 通算4度目のGP制覇を狙うレミー・ボンヤスキー(33)=オランダ=が4日、都内で行われたK−1ワールドGP決勝トーナメント(5日、横浜アリーナ)の前日会見に臨み、ベスト8に進出した総合格闘家のアリスター・オーフレイム(29)=オランダ=と舌戦を展開。決勝トーナメントを翌日に控えて優勝候補同士が早くも火花を散らした。

 さすがの紳士も我慢の限界だった。マイクの前に立ったボンヤスキーは「パートタイムでやろうというヤツにトロフィーを渡すわけにはいかない。みんなでオーフレイムを倒そう」と、K−1勢に結託を呼び掛け、オーフレイムつぶしに気勢を上げた。

 怒りの発端は、08年大みそか「Dynamite!!」。K−1ルールでバダ・ハリと対戦したオーフレイムがKO勝利。試合後、「K−1は総合よりも楽な競技」という発言が火種になった。3月にボンヤスキーと対戦して判定負けを喫したが、オーフレイムのK−1に対する“軽視”は相変わらず。

 この日も、K−1勢の結託にびびる様子は一切無い。それどころか「K−1の選手にできない戦い方がある。文句があるならいつでも戦ってやるよ」と毒づいた。

 よそ者の追撃に燃えるボンヤスキーだが、オーフレイムと対戦するにはお互いが決勝戦に勝ち進まなければならない。それだけに、K−1の誰かがオーフレイムを食い止めたいところ。17年目を迎えたK−1で波乱があるのか、総合格闘技の刺客とK−1勢の戦いから目が離せなくなった。 (石川晴信)

 

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