パソコンやインターネットなどのデジタルツールはシニアがセカンドライフを謳歌する強力な味方になります。今週は計200万アクセスを誇る人気のホームページ「愛と幸せの妖精・ぷりんてぃん」の運営者、星野韶子さん(63)をご紹介します。
星野さんは大学を卒業した翌年、すぐに結婚。3人の子供に恵まれました。子育て一筋のごく普通の主婦でしたが、子供たちが独立した50代半ばになって、「未女子日女(みめこひめ)」という名で「ぷりんてぃん」という妖精が登場するイラスト入りのホームページを開設。大人気になりました。
−−なぜ突然、ホームページを始めたんですか?
「習い事や趣味はたくさんあったのですが、いずれもマンネリ化してしまったんです。そんなとき、昔、子供たちに話して聞かせた物語やキャラクターが次々と蘇ってきたんです。それらのメモ書きを毎日書きためていたら、ネット関連会社を経営する長男から『まとめてホームページを作ってみたら』と言われ、始めました」
−−ここまで人気が出た理由は?
「開設当初はアクセスも少なかったですね。ところが4年前にブロードバンドに変えてキャラクターに音声を入れたところ、急激にアクセスが増えました。これがブログなどの口コミで広がったようです」
−−ホームページを始めてよかったことは?
「若者と世代を超えて通じ合い、交流できたことがうれしいですね。“シニア”の感覚はすっかりなくなりました(笑)」
「ぷりんてぃん」人気はネット上にとどまらず、同名の書籍まで出版されました。星野さんはネットによって、“生涯現役”という気持ちを強く感じるようになったそうです。
(絵と文/はやし・ひろ)
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※編集協力:Yahoo!セカンドライフ
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