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グローブ・トロッターのスーツケースとサイズ
スーツケースというのは、国内・海外の旅行や出張で必要なもの。
日数を目安に基準になるベースを考えながら、どのサイズにするか
選ばなくてはならない。
サイズが合って、後は好みの色・スタイルを選ぶ。
これは靴も同じ・・・

グローブトロッターは英国で設立以来100年以上を経て、スーツケース
の嗜好品として世界中にファンが多い。


概ねこのクラスの鞄はデカイほうがさまになる。

BELLBOYにさっと預けて部屋まで運んでもらう・・・
自分で持ち運びするという事を想定して作られている訳ではない。
心的、金的にも余裕がないと買えないスーツケースなのである。。

時は流れて、現在空港や駅ではキャスターを装着したスーツケース
が主流・・というかそれ以外ほとんど見ないのではないか。

安全面からして、人に預けて後はよろしくね!っていうのは危険だし、
しっかりと鍵をかけて、自身で責任を持って扱わなければならない。

さて、
俺の場合、海外に行く事は想定しない。
めったに行くもんでもないし、でかい鞄の保管法も考えないといけない。

あくまでも国内が中心で、北は北海道、南は九州まで飛行機や新幹線、
1泊から2泊の出張が多い。

現在Globe Trotterのサイズ展開は、9インチ〜33インチまで揃え
られ、スーツケースという観点から検討すると18インチ以上から。
それ以下はアタッシュケースなど・・・

おそらくGlobe Trotterの場合、1〜2泊程度なら18か21サイズ
近辺が一番サイズ的にも人気があるのではないかと思う。
特に二本の革ベルト付である。
ベルト付21インチ以上のケースには優雅な風格がある。
ただ、あくまでも旅行を想定している雰囲気〜
ビジネスモデルとは言いがたい・・・


機内持ち込み可能サイズを調べると・・

国際線は21サイズまでOK、国内線となると18サイズまでになり
(おそらく)、そうなると21サイズの革ベルトタイプの見た目と、
実用性の18サイズとの二択だ。。

で、俺は18サイズを購入している。。

革ベルト付の21サイズも魅力だがあくまで見た目。
元来面倒くさいのはイヤだし、おそらく手荒に使用するだろう事
を想定すると、鞄本来の味を出すには無くても構わない。
特に1泊となると21サイズは出張サイズにしては大きく感じる。

いろいろ悩んでは考え購入、現在、西に東に活躍中である。

Globe Trotter SAFARIシリーズのコロニルブラウン・カラー



オリジナルシリーズにおける四隅のの角の補強に関してはケース
素材同様のヴァルカンファイバー素材(紙)を使用してる。

このSAFARIシリーズでは一線を画し、角の補強にはヌメの本革を
使っているので耐久性は高い。


トロリーケースの場合、キャスター部分が半分埋め込まれたような
作りになっているので、持ち運びの際、どうしても振り子の原理で
車輪反対側の角が地面に擦れる事が多く、かなり痛みやすい。


修理部分について店員さんに確認した時こんな話だった・・

一番多い修理は持ち手の金具の浮き。。。
これは持ち運びの際、どうしても持ち手を引っ張るため、重さに
より金具が浮き気味になるらしい。
写真にもあるように正直あまり耐久性があるとは思えないハンドル
の薄さである。。引っ張るには問題ないが、持ち上げる事は想定
されていないハンドル部分であるとみた。。



次に四隅補強部分の穴開き・・による張替え。

俺のトロッターもすでに角はキズだらけ・・
気にしていてはこの鞄は持てないからね〜

ま〜18サイズはトローリーケースとして国内専用では、魅力ある
使い勝手のよいサイズではないかと思っている。


鞄の中身はいたってシンプル・・

というか・・

シンプルすぎる・・


何もないのである。

上蓋の中に、Globe Trotterのマークが施されている程度。


ロック部分についてはあくまでも蓋をするという役目であり、
そこにセキュリティ的なものは感じない。。
この鞄にセキュリティーを求めると購入は出来ないのである。。


そしてこの鞄の最大の特徴は軽い事。

重いのはホント疲れるので、素材が軽いに越した事は無い。

その場合、耐久性に難を感じるが、Globe Trotterに関しては、
特殊紙素材であるヴァルカンファイバーという1850年に発明され、
創業当時からその素材を使用している。
よって、押すとペコペコとたわむのだ。

「えええぇぇ!!・・」

と一瞬、その軽さと見た目とは異なるペコペコ感にあせってしまう・・
しかしその”タワミ”が外部からの障壁を和らげ調整している。

鞄の仕事は中身を守る事である。

その点、素材が丈夫であるという事では、ゼロハリに代表されるように
頑丈さ重さが比例するところだが、逆に軽さにより実現しているところ
がGlobe Trotterの所以である。。

使い出すと非常に味のある鞄ではあるまいか・・

このスーツケースを使用していて、ひとつ気になるのは引き手部分。

引き手は上げル事によって伸びる。。鞄を直立させて伸ばした場合、
手首が曲がる程度で違和感がないのだが、引っ張る際には斜め45度
ぐらいに倒して引いて歩く。
その際、微妙に肩が落ち気味なので少々つらい点・・

こればかりは本人の身長が左右するので、いかんともしがたいが、
180センチを超える俺には微妙な高さである・・


旅の方法は航海時代から空の時代に変わりった。
それでもグローブトロッターは相変わらずだ・・・

現在でも英国航空で正式採用されたりして、その頑丈さは今も衰えず、
当時”像が乗っても壊れないスーツケース”という触れ込みで、魅了
したGlobe Trotter。


ロンドンから少し離れたBroxbourneという小さな町。
ハンドメイドなため、一日に作れる鞄は限られており、わずか数十個。
職人が一つ一つ手作りで、今も作り続けられている・・・
| サヴィル・ロウ | | 09:40 | comments(2) | trackbacks(0) |
再び失礼します。
私の妻が同じ色、同じサイズを選びました。
やっぱりブラウンが一番ですよね。
もともと日本の大丸で気に入って買ったら、後で英国製と知った次第です。
妻の18インチを見ていたら、どうしても自分用に21インチが欲しくなり、バーリントンアーケードまで買いに行ってしまいました。
免税手続きを使えば日本の3割引きくらいでした。
一生モノとして大事にしたいと思います。
| 英国太郎 | 2006/08/17 9:21 PM |

そうですよね。
グロトロは味と品、それに尽きると思います。
上の日記で説明されておられるように、本来自分で荷物を持ち運ぶ人が持つべき鞄では無いんですよね。
だから、取っ手付き、ウィール付きが発売された折には、古くからのオーナーから苦情が届いたそうですね。
味に関しても、古いデザインと一杯ついた傷がそれを醸し出すと思うんです。
だから飛行機のチェックインで預ける際も、カバーなんか着せてはいけないと思うんです。
でも綺麗なグロトロが傷だらけになるのが嫌で・・・傷を味と納得するにはまだ勇気が・・・僕はグロトロを持つにはまだ弱虫です。(笑)
| 英国太郎 | 2006/08/17 11:12 PM |










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