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12月のMSパッチは6件、IEの深刻な脆弱性に対処

内訳は「緊急」レベルと「重要」レベルがそれぞれ3件で、WindowsとIE、Officeが対象となる。


 米Microsoftは、12月8日(日本時間9日)に6件の月例セキュリティ情報を公開し、Internet Explorer(IE)やOfficeの深刻な脆弱性に対処する。3日に公開した事前通知で明らかにした。

 内訳は深刻度が最も高い「緊急」レベルが3件、上から2番目の「重要」レベルが3件で、合計12件の脆弱性を修正する予定。

 緊急レベルの3件のうち、最も優先度が高いのはIEの更新プログラムで、11月に発覚したIE 6と7のゼロデイの脆弱性にも対処する。この問題ではコンセプト実証(PoC)コードが出回り、Microsoftがアドバイザリーを公開して注意を促していた。

 一方、Windowsの緊急レベルの更新プログラムは、深刻度は緊急だが悪用可能性指標はそれほど高くないため、優先度はIEの更新プログラムよりも低くなっている。

 Office関連の更新プログラムはProject、Word、Works 8.5が対象となるが、深刻度が極めて高い脆弱性があるのはProject 2000のみだという。

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