(cache) 偽装献金問題、来週判断へ 検察当局、首相は不起訴 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 偽装献金問題、来週判断へ 検察当局、首相は不起訴

     鳩山由紀夫首相が代表を務める資金管理団体「友愛政経懇話会」の収支報告書虚偽記載問題で、東京地検特捜部は4日の臨時国会閉会を受け、刑事告発されている首相や経理担当だった元公設第1秘書(59)=解任=らの刑事処分について来週にも上級庁と協議、最終判断する方針を固めた。

     特捜部は元公設秘書を在宅起訴する方向で検討している。首相本人については、偽装行為への関与を示す証拠が見当たらず、不起訴処分とする見通しだ。

     憲法の規定では国務大臣の刑事訴追には首相の同意が必要で、首相本人の訴追は事実上不可能な状況でもある。

     関係者によると、元公設秘書による偽装工作は少なくとも10年前に始まり、虚偽記載の総額は昨年までの5年間で約3億5千万円に上ることが新たに判明。特捜部は関係者の聴取をほぼ終えており、今後の焦点は、偽装の原資となった首相実母(87)からの提供資金が課税対象となるかどうかに移る。

     偽装の原資は、実母からの提供資金と首相本人の資金で、それ以外からの資金流入は確認されていないもようだ。

      【共同通信】