45都道府県で収容に遅れ 08年の救急搬送総務省消防庁は3日、119番通報から救急車が患者を搬送、医療機関が収容するまでの平均時間について2008年の都道府県別実績を発表、熊本、沖縄を除く45都道府県で前年より遅れていた。 最長は東京の49・5分。今回から時間の算定方法が変わっているが、前回までの基準で比較すると07年より0・6分悪化した。次いで千葉が40・7分、埼玉が40・6分など首都圏の収容の遅れが目立った。 東京は重症患者の搬送要請を医療機関が3回以上断ったケースが9・4%と全国の3・6%を大きく上回っており、消防庁は収容先の病院が決まらないことが遅れの大きな要因とみている。 収容までの時間が最短だったのは石川の27・0分で、富山27・2分、香川、福岡27・5分が続いた。全国平均は35・0分。 救急搬送については今年10月施行の改正消防法で、患者の症状に応じた病院リストや、搬送先確保のルールをつくることが都道府県に義務付けられている。 【共同通信】
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