運搬業者を脱税容疑で告発 8400万円、大阪国税架空経費を計上し約8400万円を脱税したとして、大阪国税局が法人税法違反容疑で鉄製品運搬業「大成実業」(兵庫県西宮市)と望月正雄社長(78)=神戸市=と林秀子社員(77)=兵庫県加古川市=を神戸地検に告発していたことが、29日分かった。 関係者によると、林社員が代表を務める休眠会社に鋼材運搬を外注したように装って架空経費を計上するなどし、2008年5月までの3年間で約2億8千万円の所得を隠した疑いが持たれている。 また、辞めた従業員の名義を利用し、給与支払いが続いているように偽装、ボーナスも実際の額から水増しし、人件費を過大計上したとされる。 追徴税額は重加算税を含め約1億1500万円で、同社は一部を除き納付済みという。 北京五輪などによる中国特需を背景に鋼材需要が急増。同社は08年までの3年、毎年3億円前後を売り上げていた。 【共同通信】
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