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機動戦士ガンダム撮影の旭プロ、白石にスタジオ進出

協定書を取り交わし、握手する風間市長(右)と山浦社長

 アニメ制作会社の旭プロダクション(東京)が宮城県白石市にスタジオを構えることになり、26日、アニメを活用した地域振興を盛り込んだ協定書を市と交わした。旭プロは県の観光キャラクター「むすび丸」のアニメ制作も手掛ける。市によると、本格的なアニメ制作スタジオの立地は県内で初めて。

 スタジオは同市亘理町の市情報センター・アテネに入居した。来年4月にアニメやCG映像の制作を始める。初年度は地元からスタッフ約10人を採用し、アニメーターやクリエーターとして養成する。最大で30人規模の雇用を計画している。

 協定書の調印式がアテネであり、風間康静市長が「アニメ産業の力を借りて地域振興を担う人材を育成したい」と語った。旭プロの山浦宗春社長は「大人から子どもまでに愛される作品を作りたい」と述べた。

 アニメむすび丸は来年3月の1カ月間、仙台放送で番組の間などに放送されるミニ映像で、県の「早寝早起き朝ご飯」運動への協力を呼び掛ける。26日に予告のコマーシャル放送が始まった。

 旭プロは1973年創業。「ハローキティ」などサンリオのアニメシリーズの制作や「機動戦士ガンダム」シリーズなどの撮影を手掛けた。

 旭プロは東京都練馬区に本社スタジオを持ち、3年前に中国に制作子会社を設立した。国内スタジオの新設を検討し、県を通じて市と接触して立地を決めたという。

 山浦社長は26日、県庁に村井嘉浩知事を訪ねた。


2009年11月27日金曜日

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