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宮城にアニメスタジオ ゆるキャラで雇用創出も

 宮城県は26日、ハローキティのアニメ制作などで知られる「旭プロダクション」(東京)が来年4月、同県白石市に制作スタジオをつくると発表した。県には、アニメ産業の振興を図り、県のゆるキャラ「むすび丸」のアニメを制作することなどで若者の雇用を創出していく狙いがある。

 同社の山浦宗春社長は記者会見で「国内でアニメに携わる人が減りつつある。人材を育成し、お年寄りから子どもまで愛される作品を作りたい」と抱負を語った。

 県によると、スタジオは白石市が運営する情報施設内に設置され、最大で30人を地元採用する予定。

 県は緊急雇用創出事業の基金を活用し、むすび丸がダンスするアニメ映像やCMなどの制作で同社と約1700万円で契約。制作にかかわる人材の4分の3以上を新規に雇用することなどが条件で、既にアニメーターを志す若者ら10人程度の採用が内定した。

 県によると、仙台市には東北各県からデザインやアニメを学ぶ若者が集まり、専門学校で学んでいるが、就職先は首都圏に多く、人材の流出が顕著という。

 県の担当者は「人材流出防止や雇用対策、産業振興で大きな意味があり“一石三鳥”だ。アニメ産業の集積を図り、東北の人材を発掘したい」と意気込んでいる。

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