(cache) 後期医療の2報酬を廃止 中医協、来年度改定で - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 後期医療の2報酬を廃止 中医協、来年度改定で

     厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は4日、75歳以上対象の後期高齢者医療制度について、関連する二つの診療報酬を2010年度報酬改定で廃止することを決めた。

     廃止するのは、担当医の継続的な医学管理に定額で支払われる「後期高齢者診療料」(月6千円)と、回復が難しい患者の治療方針を話し合って文書化する「後期高齢者終末期相談支援料」(2千円)。いずれも後期医療制度開始に伴い導入されたが、批判が根強かった。終末期相談支援料の請求と支払いは昨年7月から凍結されている。

     75歳以上のみを対象とする診療報酬はほかに15項目。内容は妥当でも名称から誤解されたとして「後期高齢者」の名称を外して存続させるなど、中医協で順次見直しを検討する方針。

     廃止が決まった2項目に関しては、病院と診療所の役割分担や終末期医療のあり方などについて、12年度改定以降の課題として協議していく。

      【共同通信】