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2009年12月3日(木) 19:20 |
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政権交代で予算削減、道路どうなる
鳩山内閣の方針で、国土交通省は来年度道路整備などの予算を20%程度削減することで検討を進めています。 特に完成まで長い期間が必要な道路で、予算の凍結を行う方針を明らかにしています。
岡山市街地の渋滞を減らそうと建設が進められている外環状道路の一部が、来年度予算で凍結される可能性があると伝えられました。 2005年、卸売市場から総合体育館までの区間で、暫定的に岡山市が開通させた外環状の一部です。 外環状は、岡山市と県と国土交通省が共同で建設を進めています。 国の負担部分が、暫定的に開通した市道と繋がれば効果が大きくなるため、凍結は見送って欲しいというのが岡山市の主張です。 道路建設の凍結は、政権交代で誕生した鳩山内閣が公共工事の大幅削減の方針を打ち出したことから国交省が検討しています。 エリアで凍結の候補に上がっているのは岡山県の5ヶ所です。 凍結候補地は完成まで3年以上が必要な道路から選ばれました。 候補地の一つ、国道53号岡山北バイパスです。 市街地と岡山空港や山陽自動車道をつなぐ道路で97%の用地取得が完了し、工事も計画の81%まで終わっています。 しかし、完成が3年以上先という理由で凍結候補となりました。 国交省の説明に対して、岡山県の石井知事も噛み付きました。 国交省は事業凍結などで、今年度に比べおよそ20%の予算を削る方針です。 政権交代が私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか、今月中に示される財務省の予算原案が注目されます。
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