天国の後輩にＶを…シュルト悲痛な誓い

同門の若手が急死した悲しみを乗り越えて、２年ぶりの優勝を目指すセーム・シュルト Photo By スポニチ

　【Ｋ―１ワールドＧＰ】５日の決勝戦に向けた個別会見が３日、都内のホテルで行われた。絶対王者のセーム・シュルトは、２２歳で亡くなった同門の若手ヴィタリ・ミトゥ選手に２年ぶり４度目の優勝をささげる覚悟だ。

　１１月１９日に所属ジムのルーマニア支部でシュルトが練習中、ミトゥ選手が死去。ネットなどではシュルトとのスパーリング中の事故という噂が流れていた。そのため会見前に関係者が死亡原因が急性ウイルス性の肺炎であることを説明。関係者は「シュルトは凄いショックを受けている」と気遣った。シュルトは悲報に触れなかったものの「バンナを倒して、決勝は誰でもいいが勝つ」と闘志をむき出しにしていた。 【Ｋ―１ワールドＧＰ対戦カード 　不良のための格闘技DVD】

[ 2009年12月04日 ]