2009年12月3日
学研ホールディングスは3日、小学生向け学年別雑誌の「学習」と「科学」を来年3月をもって休刊すると発表した。
「学習」は1946年、「科学」は57年にそれぞれ創刊された。家庭に直接届けられる便利さと、九九を歌って覚えるカセットテープや、生物や物理の教材などの付録人気にも支えられて、79年の最盛期には合わせて670万部(2誌6学年の合計)まで部数を伸ばした。
しかし、少子化や主婦層の在宅率の低下、子供たちの価値観の多様化などの影響で「最近は部数が最盛期の10分の1を大きく下回る状態」(同社)が続いていた。「学年別総合雑誌が時代のニーズに合わなくなった」と判断し、休刊を決めたという。
「科学」は、来年2月発売の3月号が最終号になる。2006年に年4回発行の季刊誌になった「学習」は、今月発売の冬号が最終号になるが、来年3月まで販売を続ける。
小学館も10月、学習雑誌「小学五年生」「小学六年生」の休刊を発表している。
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