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【芸能・社会】

大好きだった『心の翼』で見送り 大浦みずきさんお別れ会に3000人

2009年12月3日 紙面から

大浦さんの思い出を胸に熱唱する元花組メンバーたち=東京・南元町の千日谷会堂で(五十嵐文人撮影)

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 元宝塚歌劇団花組トップスターで、11月14日に肺がんのため53歳で亡くなった大浦みずき(本名・阪田なつめ)さんのお別れの会が東京・南元町の千日谷会堂で営まれ、安寿ミラ(49)や真矢みき(45)、湖月わたる(38)ら宝塚の後輩、関係者やファン約3000人が参列した。

 ダンスの名手で、宝塚のフレッド・アステアとたたえられ、独特のオーラを放った大浦さんとの別れに、一時代を築いた多数の宝塚OGが参列した。祭壇は舞台人大浦さんのラストステージをイメージしたもの。一昨年4月に撮影した、お気に入りのドレス姿の遺影、その下には91年のさよなら公演「ヴェネチアの紋章」の時と同じデザインのバラのブーケがかたどられた。

 1年間の病魔との闘いの末に天国に旅立った大浦さんに届けと、先輩の高汐巴(56)ら元花組メンバー38人が大好きだった「心の翼」を熱唱。幼なじみの作家・阿川佐和子さん(56)が「天国で会えたら、もう一度踊りを見せてね」と弔辞を読んだほか、元花組の剣幸(55)は「多くの人を幸せにして勇気を与えてくれたなっちゃんは同期の誇り。あなたに出会えたことを神様に感謝してます」と語って号泣。会場からもすすり泣きの声がもれた。

 

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