椎茸チキンナゲット
チキンナゲットという食い物があって、おいらも若い頃には好んで食ったものだが、モノ自体はさほど旨いというわけじゃないんだが、ソースが美味しいわけです。バーベキューソースというヤツなんだが、まぁ、材料は鶏肉がほとんどなので簡単に作れそうではあるんだが、Wikipediaを見ると妙なコトが書いてあるわけですね。
皮が無いとバラバラになってしまいやすいため、しばしば皮の部分を多く使って作られる。皮以外の部分は機械によって処理された肉が用いられることが多い。アメリカ合衆国の食品の表示について定めた法律では、皮と身で違う肉を使ってはいけないことになっている。
このチキン・ナゲットの調理方法により、ナゲット用の鶏肉は他の用途の家禽類の肉よりも丁寧に扱われないことがある。このため、PETA(動物の倫理的扱いを要求する市民連合)などの団体はチキン・ナゲットの消費に難色を示している。
こういう挽肉系のシロモノというのは、「何が入ってるか判らない」という怖さがあるわけだ。皮くらいだったらともかく、トサカとか脳みそとかw で、色々と言われるんだが、だったら自分で作ればいい、というので、作ってみました。
とはいえ、おいらは「伊豆グルメ」なので、ただのチキンナゲットじゃ物足りない。ひと工夫して椎茸入りです。バーベキューソースは地元の蜂蜜入り。安い胸肉の使い方としては、悪くないです。
さて、まずは胸肉なんだが、皮付きのまま適度なサイズに刻んでフードプロセッサーにかけます。あまり細かくしない方がいいね。適度にゴロゴロしているのが良い加減です。椎茸は、いつもの乾し椎茸。おいら戻して軽く味付けしていつも冷蔵庫に常備してあるので、すぐに使えます。これもフードプロセッサーで微塵に。分量をいちおう書いておくと、胸肉が二枚で400gほど、乾し椎茸は小ぶりなのを5個、あと、タマネギが中くらいの一個で、これもまた微塵です。
塩と胡椒で軽く味付けして、ニンニク粉もふって、ツナギに片栗粉入れて練ります。おいらは香りの良い黒胡椒が好きだね。ナツメグ入れると良い、なんていう話もあるんだが、今回は入れてません。忘れたw ひらべったく潰して小麦粉まぶして揚げるんだが、もちろん二度揚げだね。
一回目は、ごく弱火でジンワリと暖める。表面が小麦色というより、薄いクリーム色くらいで引き揚げてそのまま放置。二度目は中火で表面がシッカリと小麦色になるように揚げるというのが、二度揚げのコツです。なんだったら、一度目と二度目のあいだに「冷凍」というプロセスを入れると、よりファーストフードっぽく、サクサクになるかも知れない。と、こんな感じで本体は出来あがりです。そうなるといよいよバーベキューソースなんだが。
本格的に作るのも大変なので、簡便法ですw ありきたりの中農ソースとケチャップを合わせて、それをベースに蜂蜜で甘みをつけ、チリソースでピリ辛に仕立てるという、それだけ。たまたまインドネシアのサンバルアスリというチリソースがあったので、それで間にあわせます。味見してみると蜂蜜の癖がちょっと気になるので、マデイラワインをちょっぴり垂らして調整。蜂蜜の癖が嫌いな人は、半分は砂糖使った方が良いかも知れないです。
かくして、本体とソースが完成。冷めるのを待ってソースどっぷり付けて食ってみると、歯応えの残る鶏肉にタマネギと椎茸の旨みがほどよく加算されて、そこに甘酸っぱくてピリ辛のバーベキューソースが絡んで、ファーストフードのナゲットよりワンランク上等の伊豆グルメ、新メニューの完成です。
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