2009年12月3日 18時26分更新
吉備中央町にある金型メーカー「ユーサン精密」の工場で、従業員19人が気分が悪いと訴え病院に運ばれましたが、全員意識はあるということです。
警察では一酸化炭素による中毒事故とみて、原因を調べています。
3日午後1時すぎ、吉備中央町にある金型メーカー「ユーサン精密」から、「多くの従業員が気分が悪いと訴えている」と消防に通報があり、従業員19人が病院に運ばれました。
消防によりますと、病院に運ばれたのは18歳から56歳までの男性13人、女性6人で、岡山県と香川県の病院で手当てを受けていますが、頭痛やたちくらみの症状を訴えているものの全員意識はあるということです。
当時、2階建ての工場の1階では従業員25人がいましたが、建設会社の作業員が新しい工作機械を設置するため、3日朝8時ごろからエンジンカッター2台を使って工場の床を切断する作業をしていました。
そして、午前11時ごろから「気分が悪い」と訴える従業員が出始めたということです。
また、消防が駆けつけた際、通常よりも高い濃度の一酸化炭素が検出されたということです。
警察では一酸化炭素による中毒事故とみて、詳しい状況や原因を調べています。