2009年12月3日 18時26分更新
新型インフルエンザのワクチンの接種で、岡山県では、3日から1歳から小学3年生までの子どもへの本格的な接種が、始まっています。
新型インフルエンザのワクチンの接種は、先月から症状が重くなりやすい持病のある人や妊婦などに優先的に始まり、先月19日からは余ったワクチンがある場合に限って、1歳から小学3年生までの子どもへの接種も始まりました。しかし、県によりますと、新型インフルエンザの感染者のうちおよそ70%を中学生以下の子どもが占め、子どもたちへの感染の広がりが食い止められていないということです。
このため、県ではさらに接種の時期を前倒しするなどし、3日からは1歳から小学3年生までの子どもへの本格的な接種を始めました。県健康対策課によりますと、ワクチンは依然として不足していますが、今月は3回に渡って入荷が予定され、徐々に各医療機関に行き渡るとみられるということです。今後は、小学4年生から6年生と、1歳未満の子どもがいる保護者が今月中旬から、中学生や高校生、それに高齢者が来月以降、ワクチンの接種を受けられるようになる予定です。