2009年12月3日 18時26分更新
日本とルーマニアの国交回復50周年を記念して、ルーマニア特産のガラス作品を紹介する展示会が、3日から倉敷市で始まりました。
これは、昭和34年に日本とルーマニアが国交を回復してから、ことしで50周年を迎えたのを記念して、両国の交流活動を行っている団体などが開きました。
会場の倉敷アイビースクエアには、ルーマニア特産のガラス作品50点あまりが展示されています。
ルーマニアでは、古くから教会のステンドグラスの生産が盛んで、ガラス工芸は1500年あまりの伝統があります。
このうち、1890年代にフランスで活躍したガラス作家、エミール・ガレの作風を引き継ぐランプは、淡いこはく色のガラスの傘に、群青色の花が繊細に絵付けされています。
また、「優雅」と名付けられた花瓶は、ルーマニアを代表するガラス作家、イオン・タマイアンの作品で、溶けて曲がったガラスを花瓶の脚とすることで、優雅な雰
囲気を作り出しています。
この展示会は、今月6日まで倉敷市の倉敷アイビースクエアで開かれています。