鼻毛の長い人生 RSSフィード

2009-12-01

知識集約的な産業......

一般的に、先進国は、知識集約的な産業に比較優位がある。知識集約的な産業は、たとえば金融・IT・製薬などだ。だが、日本の場合、こうした知識集約的産業の成長が遅れている。特に金融とITは国際的な競争力がほとんどない。(日本人以外、サービスを購入してくれない)


裸の王様、日本人〜Rails で行こう!

http://d.hatena.ne.jp/elm200/20091129/1259472523

例えば、西欧の大国に挟まれたルクセンブルグのようなところは「金融」で成功したとされている。金融で成功するってどういうことかよくわからないないけど(世界の金融サービス企業をたくさん誘致したようなことを聞いた事があるが。。)。ITで成功している企業ってあえて云うまでもないから置いておいて。。製薬については、小さい国だとやはりスイスですな(ロシュやノヴァルティス)日本は武田ががんばっている感じ。。売り上げランキングの話ですが。


金融、IT、製薬っていうのは、素朴にみると「日本人に合ってる」ように思えるんだけど。。

特に金融とITは国際的な競争力がほとんどない。(日本人以外、サービスを購入してくれない)

携帯とかOSとかそういうことですかね。。「ガラパゴス」とか云われるからなぁ


私の大いなる誤解なのかもしれないけど、日本人は実は「機械好き」じゃないのかもしれない。。田中久重みたいな人をモデルにしているのは正しくないかもしれない。模型やプラモ好きと「機械」志向は似て非なるものな気がしている


名人芸と組織力は全然違う。。


時計やからくりはそれ自体の面白さがあるので、分解して仕組みを知り、自分でも作ってみる。そして自分の工夫を加えてみるなどの「名人芸」が育つような工芸の領域でまかなえるものだ。日本の「科学史」なるものを読むと、だいたい「人物伝」になって、一種の名人もしくは名士の話になってしまう。。


でも工芸品と機械は違う


機械は本質「観念的かつ抽象的」なものである


かっての製造業イノベーションは「工芸精神」の拡大でまかなうことの出来る領域だった。もちろんそれだけでは機械志向の欧米産業に太刀打ちできないから、日本は品質向上とか、小型化とか、集約型とかで攻めた訳だろう。Aクイック、Bクイック、独り時間差と共通するのもがあるように思うのだけど。。


でも、金融、IT、製薬っていうのは、より「抽象的」な機械の側面が出てきて(製薬はゲノム解析などITとの連動が近年明確になっている)、しかもそれなりに水平的な組織性を要求されて、ここら辺も不得意な日本人には、総合的に苦手なのかもしれない。。


機械の本質を今端的に表す言葉があって、馬鹿みたいに聞こえるかもしれないけど、それは「情報」である。


情報。。。苦手だよね。。この言葉をめぐることについて。日本人。。

第二次大戦はすでに後半「情報戦」のところがあったけど。。暗号といい、情報収集といい日本人はどうだったですかね。。戦艦大和だもんね。。今回のスパコンであいかわらずなんていわれちゃうしなぁ。まあここでいう「情報」とちょっとズレるけど。。


苦手な事はやっぱり体質もあるだろうけど、環境もあるだろうね。生活習慣病と同じですなぁ。



一度日本の産業振興対策を生活習慣病対策をモデルに考えてみたら?

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