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市橋容疑者を「強姦致死」で吐かせる

 千葉県市川市で英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)の遺体が見つかった事件で、千葉県警は2日、市橋達也容疑者(30)を殺人と強姦(ごうかん)致死の疑いで再逮捕した。また千葉地検は同日、死体遺棄容疑で同容疑者を起訴した。元東京地検公安部長の若狭勝弁護士(52)は「強姦ではなく強姦致死での再逮捕に捜査本部の自白させたいという意気込みを感じる」と分析した。

 市橋容疑者が殺人と強姦致死の容疑で再逮捕された。強姦だけではなく「致死」がついたのはなぜか?

 若狭氏 これは殺意の発生時期を定義している。強姦目的で、その後に口封じのため殺人を犯したのではない。強姦致死としたことで、市橋容疑者はリンゼイさんを最初から殺すつもりだったと断じている。

 強姦罪の量刑は「3年以上、20年以下」。一方の強姦致死罪は「無期または5年以上」。死刑を問われる殺人罪と、より重い量刑の強姦致死罪を合わせたといえる。ただし、市橋容疑者は事件に関して供述を拒否しており、最初から殺意を持っていたかどうか、状況証拠やDNA型鑑定だけでは判別は難しい。

 若狭氏 裁判員裁判になった場合、最初から殺意を持っていたとする強姦致死では、市橋容疑者には不利に働く可能性が高いと思われる。そこで強姦時に殺意がなかったことを市橋容疑者が弁明するようになれば、そこを突破口に供述を得られるかもしれない。

 リンゼイさんの遺体からは、首を絞めたあとと市橋容疑者とDNA型の一致する体液が検出されたという情報もある。殺人と強姦は避けて通れそうにないのが現状だ。

 若狭氏 市橋容疑者にしてみれば、強姦致死で不利な評決になるなら、最初は殺意がなかったという意思を示すはず。「強姦致死」には、捜査本部が市橋容疑者から供述を引き出そうとする強い意気込みを感じる。

 市橋容疑者は絶食を14日目でやめ、今は逮捕時よりも太ってきているとの情報もある。

 若狭氏 絶食に効果がないことを悟ったんでしょう。食べてもしゃべらないことに方向転換したのだと思う。泣き落としでは自白しないようです。自分の不利な状況を回避するための供述を捜査本部は狙っていると思います。

 [2009年12月3日8時24分 紙面から]


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