2009年 12月 03日
それは1990年代半ばのことです。
12月になると原宿表参道の欅が幾つもの電球を纏い
いつもは暗い表参道がイルミネーションによってまばゆいぐらいに輝き
そこは恋人達にとって恰好のデートスポットになりました。
当時はまだデジカメなどなくフィルムの使い捨てカメラが全盛の時代です。
私は仙台から東京に戻り仕事を探しながらカメラマンの研修を受けていた頃で
ようやく写真に対する細かい知識がつきはじめた段階に過ぎず
それを実践する機会を探していました。
そんな時にイルミネーションをバックに写真を撮っているカップルを目にして思いました。
使い捨てカメラで撮影してもイルミネーションは綺麗に写っていないのではないか?
当時懇意にしていたS嬢にモデルをお願いして使い捨てカメラやコンパクトカメラで撮影してみたところ
案の定、真っ暗な中で僅かに星の様に写るネオンと少しテカったS嬢の顔
ASA100や400のフィルムを使い手持ちで撮るには限界があります。
そんなわけで始めたのが【流しのカメラマン】
「ちょいとそこ行くステキなお二人さん、よかったら写真を撮りませんか。お代はキモチで構いません。15分間私を三脚がわりに使って下さいな。お手持ちのカメラでは後から残念な結果になると思いますよ。」
と使い捨てカメラと一眼レフで撮った写真を見せながら営業します。
最初はかなり怪しまれました。当たり前です、普通は流しのカメラマンなんていませんから、怪しいキャッチセールスか何かに思われて当然です。
ですが、世の中にはチャレンジ精神旺盛な方が少なからず存在しまして
「オモシロそうだから撮ってもらおうよ♪」と切り出すのは意外に女性の方だったりします。
そしてロケ撮影が開始となります。
「はい、左手で彼女の腰を引き付けて」
とか
「見つめ合う時は顔の距離を近付けて」
となるべく大声でポーズを作りながら撮影を進めます。
その様子を眺めている周りのカップル達は
「なんの撮影をしてるのかしら」
「モデルさんなの?」
「いいないいな」
なんていう声が聞こえてくると撮られている二人もノリノリになります。
かなりいいテンションで撮影を終えた頃にはギャラリーの中から「撮って欲しいオーラ」を出している方がいたりしまして
「よかったらお撮りしますよ。研修中のカメラマンなのでお代はキモチで結構です。」
そんな感じで多い日には10組以上を撮影することもありました。
翌年もまた来ていただいたリピーターの方もいまして、とにかく喜んでいただけました。
自分もそうですが彼女と二人のツーショット写真て本当に少ないですよね。
二人の専属として、記念日の食事シーンやデートシーンを写真で残すカップルカメラマンがいてもいいのでは…
と思ったのがブライダルの道に進むきっかけとなりました。
ですから今でも打ち合わせのシーンを撮影させていただいたり、打ち合わせを終えて駅に向かう途中でロケ撮影をしたりするのが当たり前になんです。
という私も彼女と海のツーショット写真はたくさんありますが
彼女と海と私のスリーショット写真は数枚しかないかもしれません。
誰か撮ってくれないかな。
実家の父に頼むとするか。
12月になると原宿表参道の欅が幾つもの電球を纏い
いつもは暗い表参道がイルミネーションによってまばゆいぐらいに輝き
そこは恋人達にとって恰好のデートスポットになりました。
当時はまだデジカメなどなくフィルムの使い捨てカメラが全盛の時代です。
私は仙台から東京に戻り仕事を探しながらカメラマンの研修を受けていた頃で
ようやく写真に対する細かい知識がつきはじめた段階に過ぎず
それを実践する機会を探していました。
そんな時にイルミネーションをバックに写真を撮っているカップルを目にして思いました。
使い捨てカメラで撮影してもイルミネーションは綺麗に写っていないのではないか?
当時懇意にしていたS嬢にモデルをお願いして使い捨てカメラやコンパクトカメラで撮影してみたところ
案の定、真っ暗な中で僅かに星の様に写るネオンと少しテカったS嬢の顔
ASA100や400のフィルムを使い手持ちで撮るには限界があります。
そんなわけで始めたのが【流しのカメラマン】
「ちょいとそこ行くステキなお二人さん、よかったら写真を撮りませんか。お代はキモチで構いません。15分間私を三脚がわりに使って下さいな。お手持ちのカメラでは後から残念な結果になると思いますよ。」
と使い捨てカメラと一眼レフで撮った写真を見せながら営業します。
最初はかなり怪しまれました。当たり前です、普通は流しのカメラマンなんていませんから、怪しいキャッチセールスか何かに思われて当然です。
ですが、世の中にはチャレンジ精神旺盛な方が少なからず存在しまして
「オモシロそうだから撮ってもらおうよ♪」と切り出すのは意外に女性の方だったりします。
そしてロケ撮影が開始となります。
「はい、左手で彼女の腰を引き付けて」
とか
「見つめ合う時は顔の距離を近付けて」
となるべく大声でポーズを作りながら撮影を進めます。
その様子を眺めている周りのカップル達は
「なんの撮影をしてるのかしら」
「モデルさんなの?」
「いいないいな」
なんていう声が聞こえてくると撮られている二人もノリノリになります。
かなりいいテンションで撮影を終えた頃にはギャラリーの中から「撮って欲しいオーラ」を出している方がいたりしまして
「よかったらお撮りしますよ。研修中のカメラマンなのでお代はキモチで結構です。」
そんな感じで多い日には10組以上を撮影することもありました。
翌年もまた来ていただいたリピーターの方もいまして、とにかく喜んでいただけました。
自分もそうですが彼女と二人のツーショット写真て本当に少ないですよね。
二人の専属として、記念日の食事シーンやデートシーンを写真で残すカップルカメラマンがいてもいいのでは…
と思ったのがブライダルの道に進むきっかけとなりました。
ですから今でも打ち合わせのシーンを撮影させていただいたり、打ち合わせを終えて駅に向かう途中でロケ撮影をしたりするのが当たり前になんです。
という私も彼女と海のツーショット写真はたくさんありますが
彼女と海と私のスリーショット写真は数枚しかないかもしれません。
誰か撮ってくれないかな。
実家の父に頼むとするか。
by eos.1 | 2009-12-03 10:10 | 普通の日記 | Trackback