海外にも波紋!「マイクロソフトはPS3ゲーム開発に資金を出してる」
元ゲーム開発者「がききち」氏が、自身の公式ブログ『月光はBLOOD EYE』でゲーム業界の裏話を暴露した件が、海外にも飛び火して大きな波紋を呼んでいる。その暴露内容は、Xbox360からPS3にゲームを移植するにあたり、ゲームメーカーが PS3の発売元であるSCE(ソニー)から「360版と同じは認めません。追加要素を結構入れるように」と、ほぼ絶対的な条件として指示を受けるというもの。
そのことは『アタシ的ゲーム速報@刀』や『はちま起稿』などの人気ゲーム情報サイトにスクープ記事としてとりあげられ、インターネットニュース等でも広く流れた。どういうわけか、現在は「がききち」氏のブログ『月光はBLOOD EYE』は『目がシバシバする』とタイトルが改名され、暴露記事は削除されてしまっている。
『2ちゃんねる』でも大きな話題になっていたことから、海外のゲームマニアやマスコミがこの情報を入手し、欧米のゲーム情報サイト『N4G.com』や『Sankaku Complex』に英訳されて掲載されるに至ったようだ。それらメディアでは、次のように今回の件を語っている。
「マイクロソフトはPS3ゲーム開発に資金を出しているようなもの。Xbox360版のためにもらえる開発補助金を使用し、PS3版の開発コストを削減したようなものである。ソニーはPS3版の発売を許すものの、大規模な量の新しい追加要素を加えるように開発者に要求するようだ」(引用・和訳)
確かに、「360版と同じは認めません。追加要素を結構入れるように」という情報を元に書かれたもののようだ。また、もうひとつ確かなのは、事実上、マイクロソフトが出した資金で作ったゲームがPS3で出されるという部分だ。ロケットニュース24の記者がXbox360のゲーム開発者に話を聞いたところ、確かにマイクロソフトから開発資金が出ることがあるという(すべてのソフトにではないらしいが)。
資金が出るのは非常に良いことだし、開発会社の資金の制限が限りなく少なくなり、よりよいゲームを作る手助けとなるのは間違いない。しかし、実質的にライバルのゲームハードでも同タイトルのゲームを出すとなると、資金を出したマイクロソフトとしては本末転倒である(たとえ1年間は他のハードに出さないと独占契約をしていたとしてもである)。
はてさて、この開発資金や追加要素の問題はいつまで続くのか。海外にも大きな波紋を作っているこの問題、少なくともまだまだ広まりそうな勢いである。この騒動の重要ポイントとなっているSCEによる追加要素の要求が事実なのかどうかも含め、今後も追跡調査をしていくつもりだ。
つっか、契約なんだから問題ないし。
契約上、よさそうに見えたから契約した>実際はおいしくなかった>契約期限が終わったから移植した
ビジネスの問題と感情をゴッチャにしたニュースの書き方をするのはどうなんだと。
SCEについても同じ。
途方もないビッグタイトルならともかく、1年あとから同じものじゃ、普通OKが出せるわけがない。
(絶対にあり得ないけど、マリオとかHALOなら変更なしでオッケーな可能性は高いけれど)
海外にも波紋!「マイクロソフトはPS3ゲーム開発に資金を出してる」
海外にも波紋!「マイクロソフトはPS3ゲーム開発に資金を出してる」
元ゲーム開発者「がききち」氏が、自身の公式ブログ『月光はBLOOD EYE』でゲ…
これって考え方を変えると面白いですよ
大手のRPG以外にもマイクロソフト傘下のメーカーが多機種にソフトを出していることがよくあります。
まず、多機種で発売することで、名前を知らないユーザーへの宣伝になります。
また、元傘下のメーカーが、他機種でだすことで他メーカーの対応やサービスも知ることができる。
つまり、一度XBOX360で発売したものを他機種で番外編を発売してから、新作をだせば、より多くのユーザーを取り込むことができるってことですよね。
他機種にこだわって移植を待つユーザーもいるけど、そうではないユーザーもいる。
結果的にじわじわユーザーが増えて、XBOXというハードに対する抵抗感がなくなってきます。
つまりマイクロソフト側には、デメリットよりメリットが多いんですよ。