200911100001

大手ゲームメーカー・任天堂が、ゲームをコピーして遊べる『R4』などのマジコンを販売する業者に対して、輸入・販売行為の差止及び損害賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提訴してしていた件で、任天堂が更なる行動に出た。

任天堂は2009年10月5日に損害賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提訴したばかりだが、それから1ヶ月が経過した11月10日、「真摯な対応が見られない悪質な業者が存在する」として新たに訴訟を起こしたのだ。再度訴訟をする事にした経緯について、任天堂は以下のように発言している。

マジコン販売業者らに対しては、本年10月5日にも、輸入・販売行為の差止及び損害賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提訴しておりますが、それでもなおマジコンの販売を継続する、或いはマジコンの違法性を認めず、当社らの警告に対して真摯な対応が見られない悪質な業者が存在するため、このたび、法的措置を取ることにいたしました」(任天堂公式サイト「ニンテンドーDS用機器に対する法的措置について」より)

『R4』(マジコン)の販売をやめるよう警告しても開き直っている業者がいるようで、今もなおマジコンを堂々と販売している販売業者がいるようである。また、任天堂は訴訟の発表と共にマジコン販売業者に関する情報提供者への感謝の言葉も発表している。

本訴訟に際しては、10月に開設いたしました不正商品情報ご提供窓口への多くの皆様からの情報提供が非常に役に立ちましたことをご報告申し上げると共に、皆様からのご協力に対して、この場を借りて感謝申し上げます。今後も皆様からのお力添えを得ながら、違法行為に対しては断固たる姿勢で取り組んで参ります」(任天堂公式サイト「ニンテンドーDS用機器に対する法的措置について」より)

そういえば、『アタシ的ゲーム速報@刀』の女性管理人も『任天堂さん用 マジコン(R4)報告ページだお』という記事をブログに掲載して情報提供していた。そう考えると、かなり多くの人たちがマジコン撲滅のため任天堂に情報を寄せているようである。このまま行けば、マジコンが日本から消える日が近いかもしれない。

執筆 孫春麗