(cache) ひらがなでかこう にほんのことば
ひらがなでかこう
にほんのことば
ひらがなの人名
- ちばてつや 千葉徹弥
- はらたいら 原平
- やなせたかし 柳瀬嵩
- さだまさし 佐田雅志
- はしのえみ 橋野恵美
- かまやつひろし 釜范弘
- すほうれいこ 周防玲子
- やしきたかじん 家鋪隆仁
- えなりかずき 江成和己
もしこの人の名前がひらがなだったら
- あけぼの
- むさしまる
- あんとにおいのき
- おおにたあつし
なんだか弱そう・・・・・・
合併してひらがなになった市
- 大湊町+田名部町→大湊田名部市→むつ市
- 平市+磐城市+他3市4町5村→いわき市
- 桜村+大穂町+筑波町+他3町→つくば市
- 勝田市+那珂湊市→ひたちなか市
- 浦和市+大宮市+与野市→さいたま市
- 津田町+大川町+他3町→さぬき市
- 親しみやすい市名に
- 対等合併とするため
合併してひらがなになった銀行・保険
- 太陽神戸三井銀行→さくら銀行
- 協和埼玉銀行→あさひ銀行
- あさひ銀行+大和銀行→りそな銀行
- 第一勧業銀行+富士銀行+日本興業銀行→みずほ銀行
- 千代田火災+大東京火災→あいおい
- わかりやすく親しみやすい名称に
和語 と 漢語
- ひと
- ことば
- やまと
- ひかり
- こころ
- のぞみ
- さくら
- もみじ
- ふるさと
- ほほえみ
- 人間
- 言語
- 日本
- 光線
- 心理
- 希望
- 桜花
- 紅葉
- 故郷
- 微笑
漢字仮名交じり文
- 僕と女子学生は、死体処理室の管理人と医学部の大講堂の地下へ暗い階段を下りて行った。(死者の奢り)
- 【実質語】僕、女子学生、死体処理室、管理人、医学部、大講堂、地下、暗、階段、下、行
- 【機能語】と、は、の、と、の、の、へ、い、を、りて、った
漢字仮名交じり文の発祥
- (原文=漢字+万葉仮名)三輪山乎 然毛隠賀 雲谷裳 情有南畝 可苦佐布倍思也
- (訳文=漢字+ひらがな)三輪山を 然も隠すか 雲だにも 心あらなも 隠さふべしや
- (現代語訳)懐かしい三輪山をそんなにも隠すのか。せめて雲だけでも思いやりの心があってほしい。そんなにも隠し続けてよいものか。
ひらがなの起源(1)
- ひらがなは、空海が万葉仮名の草書体をもとに作り、同時にその普及のために「いろは歌」も作ったとする伝承があるが、真偽は定かでない。
- いろはにほへとちりぬるを わかよたれそつねならむ うゐのおくやまけふこえて あさきゆめみしゑひもせす
- をとこもすなる日記といふものを、をんなもしてみむとてするなり (紀貫之『土佐日記』)
ひらがなの起源(2)
ひらがなの効用
(1)読みやすい
●読みをまちがえない
●文の構造が把握しやすい
(2)やさしくやわらかな印象を与える
●ひらがなの形の平易で曲線的印象
毛筆で書くのに適している
●やまとことばに即した印象
音節言語に適応した音節文字
機能語化した名詞はひらがなで
- 位→ぐらい、丈→だけ、許り→ばかり、筈→はず、程→ほど、迄→まで、事→こと、為→ため、所為→せい、所→ところ、時→とき、……
- 「パワーだけなら外国選手にかなわない。いい泳ぎをするのが大事」 6月の欧州グランプリで敗れたとき、北島はそういった。(中略)7月のスペインの高地合宿では、大きく 「伸びていく泳ぎは苦しいんです。終盤になると腕をかきたくなる」と話したことがある。終盤の苦しさを乗り越えたところに、2冠が待っていた。本当の敵は自分自身だったのかもしれない。(朝日新聞八月十九日付)
複合格助詞も機能語→ひらがなで
- と共に→とともに
- の為に→のために
- を巡って→をめぐって
- を以て→をもって
- に於いて→において
- に依って→によって
- に就いて→について
- に拘わらず→にかかわらず
- に懸けて→にかけて
- に取って→にとって
- の所為で→のせいで
- の様に→のように
- と言う→という
- に関わる→にかかわる
- に纏わる→にまつわる
- に於ける→における
- に渡る→にわたる
複合格助詞をひらがなで書いた実例
- 確かに60年代の日本、池田内閣の「所得倍増論」の頃は、政界ばかりか官界や経済界でも高度成長か安定成長かをめぐって真剣な論争が展開されていました。
- 国民のために何かやっても、あるいはやろうとしても国民が評価できないと思っているから、彼らは金に走るんだよ。 (朝日新聞より)
- 加藤文太郎という人は、なぜそれほど山を愛したのです。(新田次郎『孤高の人』)
接尾語も一種の機能語→ひらがなで
- 頃→ごろ、毎→ごと、等→など、達→たち、 ・・・・・・
- 午前中に2時間、打撃中心の練習をした選手たちは、制服に着替え、開始約1時間前の午後3時ごろに会場入りした。「まず初戦を勝ちたい」「やるなら強豪校。倒して勢いに乗りたい」など、選手の声は様々。(朝日新聞八月五日付)
- だらけ、だてら、がてら、ずくめ、ぐるみ、ずく、がる、などはもともと漢字が当てられていない。
- 「散歩がてら 」「白ずくめ集団」「教団ぐるみの関与」「力ずくで」 (朝日新聞)
補助動詞も機能語→ひらがなで
~て来る→~てくる
~て見る→~てみる
~て置く→~ておく
~始める→~はじめる
~続ける→~つづける
~終える→~おえる
~込む→~こむ
~合う→~あう
~懸ける→~かける
~出す→~だす
~切る→~きる
~通す→~とおす
~抜く→~ぬく
補助動詞をひらがなで書いた実例
- 加藤は好山荘を出ると、いつもの速歩で歩きだした。 (新田次郎『孤高の人』)
- 宮村は市川と水野に了解を求めると、サブザックの中にそれらの食糧をさっさと詰めこんだ。(新田次郎『孤高の人』)
- たった一つの生きる道、その暗黒の世界を磯吉はどのように生きぬくであろうか。(壺井栄『二十四の瞳』)
強調と否定の補助動詞
~きる(逃げきる)
~とおす(貫きとおす)
~ぬく(考えぬく)
~すぎる(食べすぎる)
~のめす(叩きのめす)
~まくる (逃げまくる)
~はたす(使いはたす)
~こなす(着こなす)
~わたる(知れわたる)
~さす(言いさす)
~そこなう(取りそこなう)
~はぐれる(食いはぐれる)
~あぐねる(言いあぐねる)
~あぐむ(攻めあぐむ)
~わびる(待ちわびる)
~しぶる(出ししぶる)
~かねる(待ちかねる)
補助動詞「まくる」の実例
- おまわりがいたら、泥棒でもして今、逃げまくっているところと思われたかも知れない。(曾野綾子『太郎物語』)
- 何しろ智子が、あらゆる親類という親類に電話をかけまくったのである。(赤川次郎『女社長に乾杯』)
- そんなふうに小学生の姪には話しにくいことまで平気でしゃべりまくる桃子の顔は、もうあけっぴろげに朗らかで、苦労云々という言葉もなんとなく得意げにも聞えた。(北杜夫『楡家の人びと』)
補助形容詞も機能語→ひらがなで
~度い→~たい
~易い→~やすい
~難い→~にくい
~て欲しい→~てほしい
~て良い→~ていい
~て構わない→~てかまわない
~て仕方ない→~てしかたない
~がましい
~っぽい
~たらしい
副詞の一部は機能語→ひらがなで
一層→いっそう
一番→いちばん
結構→けっこう
随分→ずいぶん
大体→だいたい
大変→たいへん
滅法→めっぽう
早速→さっそく
段々→だんだん
到頭→とうとう
突然→とつぜん
一杯→いっぱい
十分→じゅうぶん
大概→たいがい
大抵→たいてい
大分→だいぶ
沢山→たくさん
一切→いっさい
屹度→きっと
折角→せっかく
多分→たぶん
全然→ぜんぜん
漢語副詞「けっこう」の実例
- 太郎も言った。雛は結構大きかったが、赤っぽい地肌の上に、枯れ枝をさしたように、ちょぼちょぼにうす汚ない毛が生えかけていた。(曾野綾子『太郎物語』)
- あっちのプラットフォームからこちらに来ることだってできるんです。銀座線ってけっこう長いですからね。(村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)
ひらがなで書かれた副詞「たいへん」
- それらの小さい死の場所として、八畳の畳はたいへん広いもののように眺められた。(川端康成『雪国』)
- この調査はたいへん困難で、おそらく絶望である。(松本清張『点と線』)
- 未紀の肌はたいへん白かったので、白いビキニの裸は燃えあがる熱気のなかに立つとろうそくのように融けていくのではないかとみえた。(倉橋由美子『聖少女』)
ひらがなで書かれた副詞(その他)
- ここは、政策とか、作戦とか、戦略とか、そういう政治主義はいっさい捨てて、人間主義でいくべきじゃないでしょうか。(井上ひさし『ブンとフン』)
- あの柔和な、どこか控えめな、目の細い中村春雨が、どんな小説を書いたのかと思うだけでも、じゅうぶん楽しかった。(三浦綾子『塩狩峠』)
- それから、とつぜん視界がひらけて、小さな部落があらわれた。(安部公房『砂の女』)
接続詞は機能語→ひらがなで
だから
そして
それで
それから
抑も→そもそも
若し→もし
尚→なお
又→また
即ち→すなわち
尤も→もっとも
従って→したがって
故に→ゆえに
然し→しかし
但し→ただし
更に→さらに
其の上→そのうえ
及び→および
例えば→たとえば
一方→いっぽう
ひらがなで書かれた接続詞の実例
- 卵から生まれる動物にはヘソがない。したがって、蛙にもヘソがないのである。(井上ひさし『ブンとフン』)
- また、販売については台湾内が対象となっていなかった。ゆえに、いずれも犯罪を構成しない。(星新一『人民は弱し、官吏は強し』)
- いっぽうKさんの方は、フランスの市民生活に見事に溶け込んで生きているように見えた。(五木寛之『風に吹かれて』)
指示詞・疑問詞・代名詞
- これ・それ・あれ・どれ
- ここ・そこ・あそこ・どこ
- こちら・そちら・あちら・どちら
- こんな・そんな・あんな・どんな
- この・その・あの・どの
- こう・そう・ああ・どう
- こいつ・そいつ・あいつ・どいつ
- わたし・わたくし・わたし
- ぼく・おれ
- あなた・あんた
- きみ・おまえ
- かれ・かのじょ
- だれ・どなた
- いつ
- なぜ・どうして
- いかが
- いくら
語の位相的価値
→存在動詞、機能動詞、授受動詞、敬語動詞
→不快の意の形容詞
→身体動詞
使用頻度の高い基本語
有る→ある
居る→いる
する、やる、ある、なる
遣る→やる
上げる→あげる
呉れる→くれる
貰う→もらう
為さる→なさる
仰る→おっしゃる
下さる→くださる
頂く→いただく
伺う→うかがう
致す→いたす
参る→まいる
御座います→ございます
不快の意の形容詞
- あくどい、いまいましい、うるさい、うっとうしい、おかしい、がめつい、きつい、くすぐったい、くどい、けたたましい、こそばゆい、ごつい、さもしい、しつこい、しんどい、すごい、ずるい、せこい、せせこましい、せわしい、だるい、でかい、ぬるい、のろい、ひどい、ひもじい、まぶしい、みみっちい、もどかしい、むごい、むなしい、ややこしい、ゆゆしい、やかましい、わびしい、……
身体動詞
- うずくまる、うつむく、かがむ、かしげる、かじる、かつぐ、かむ、くぐる、くじく、くわえる、ける、こける、しゃがむ、すがる、すする、すぼめる、つぶる、つまずく、なめる、にらむ、はう、ひざまずく、またぐ、むせぶ、むせる、もたれる、よける、よじる、くすぐる、こする、こねる、すくう、つかむ、つねる、つまむ
- 蹲る、俯く、屈む、傾げる、囓る、担ぐ、噛む、潜る、挫く、銜える、蹴る、転ける、屈む、縋る、啜る、窄める、瞑る、躓く、舐める、睨む、這う、跪く、跨ぐ、噎ぶ、噎せる、凭れる、避ける、捩る、擽る、擦る、捏ねる、掬う、掴む、抓る、摘む
あいさつなどの定型句
- 有り難う→ありがとう
- お目出度う→おめでとう
- 済みません→すみません
- 御免なさい→ごめんなさい
- お早う→おはよう
- 今日は→こんにちは
- 今晩は→こんばんは
- 左様なら→さようなら
- 宜敷く→よろしく
方言はひらがなで書く(京都弁編)
- あかん
- あんじょう
- おおきに
- いけず
- かなん
- かまへん
- ぎょうさん
- けったいな
- こそばい
- さらの
- しばく
- しょうもない
- しんきくさい
- せっしょうな
- せつろうしい
- せんぐり
- たんと
- てれこ
- なんぼ
- ねぶる
- はしかい
- ほかす
- ほんまに
- ようけ
永訣の朝(宮澤賢治)より
けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっさう陰惨な雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
青い蓴菜のもやうのついた
これらふたつのかけた陶椀に
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
わたくしはまがったてっぽうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
蒼鉛いろの暗い雲から
みぞれはびちょびちょ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになって
わたくしをいっしゃうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまっすぐにすすんでいくから
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
永訣の朝(宮澤賢治)より
けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっさう陰惨な雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
青い蓴菜のもやうのついた
これらふたつのかけた陶椀に
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
わたくしはまがったてっぽうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
蒼鉛いろの暗い雲から
みぞれはびちょびちょ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになって
わたくしをいっしゃうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまっすぐにすすんでいくから
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
※やまとことば、機能語化した語、指示詞・代名詞、擬態語、方言
練習問題
- しばらくごぶさたしておりますが、いかがおすごしでしょうか。こちらはますますげんきです。そのせつはわたくしのためにわざわざすいせんしょをかいてくださり、たいへんありがとうございました。おかげさまで、しけんもぶじにおえることができました。わたくしのにがてなもんだいがたくさんでてすこしとまどいましたが、じゅうぶんかんがええるじかんがありましたので、たぶんよいおしらせができるとおもいます。どうぞたのしみにおまちください。
練習問題(模範解答)
- しばらくごぶさたしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。こちらはますます元気です。その節はわたくしのためにわざわざ推薦書を書いてくださり、たいへんありがとうございました。おかげさまで、試験も無事に終えることができました。わたくしの苦手な問題がたくさん出てすこしとまどいましたが、じゅうぶん考える時間がありましたので、たぶんよいお知らせができると思います。どうぞ楽しみにお待ちください。
お わ り
たいへんありがとうございました。