自民党の谷垣禎一総裁は2日、中曽根康弘元首相と東京都内で対談し、党政権構想会議で議論されている党名変更について「これ以上いい名前が出てくれば別だが、なかなかない」と述べ、消極的な考えを示した。中曽根氏は「党名を変えたぐらいで人気が回復し、政権が取れると考えるのは大甘だ」と指摘した。
石破茂政調会長も2日の会見で「中身が伴わなければ何の意味もない」と批判。党内にも反対論が強く、同会議がまとめる第2次勧告に「党名変更の検討」は盛り込まれない見通しだ。【田所柳子】
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谷垣、中曽根両氏の対談の詳報は来週発売のサンデー毎日12月20日号に掲載します。
毎日新聞 2009年12月3日 東京朝刊